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萩原芳樹のブログ
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「お茶子のブル-ス」
12日目のゲストは「里見まさと」さんでした。

アドリフ芝居も、プライベ-トネタで爆笑でした。
楽屋でお話していたのですが、
今まさとさんは、「ぼんちの漫才をもう一度、きっちりやりたい!」と、熱弁を。
7月に「ぼんちの漫才リサイタル」をされるようです。
皆さん、是非足を運んでみてくださいね。

さて、「お茶子のブル-ス」の裏物語ですが、
今回は「Wぼんぼんの浪花亭ぼん太」について、お話します。
ぼん太役は、今週放送された「ごきげんブランニュ」で「出産ドキュメント」でクロ-ズアップされていた「藤井輝雄」さんです。

この「ぼん太」は弟弟子の「ぼん吉(桂三四郎)」に常に「舞台上でアドリブをやめて、きちんとネタ通りにやってください」と、注意されまくりのキャラ。

「ぼん太は何年の芸歴なのか・・・」この点について、藤井さん曰く、
13年のキャリアがあるそうです。
でも、劇場の出番はトップ出番。
ということは、コンビを結成して間がないのでしょうね。

私はこう思います。
13年前、「ぼん助ぼん太」で、兄弟子と初めてコンビを組んだのですが、「ヘタクソ!」と、兄弟子に捨てられてしまいます。

それから次々と相方を変えることになり、ぼん吉は7人目の相方。
かなりナマリのきつい「ぼん吉」は、おそらく集団就職で大阪に出て来て、工場勤めをやめ、バ-テンをしていたところ、客で来ていた「ぼん太」に「漫才やらへんか?」と、誘われたと思われるのです。

人の良い「ぼん太」は、他人に偉そうなことを決して言えない男。
結局ズブの素人にまでボロクソに言われてしまうような人物です。

舞台では、余りウケてないようですが、楽屋で人気があり、支配人にも気にいられて、コンビを変えても常に出番をもらっているのでしょう。

こんな人の良い「ぼん太」を、人の良い藤井輝雄さんが演じます。
あと3日。
まだご覧になられていない方は、是非観に来てください。

本日のゲストは「大木こだま」さんです。
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「お茶子のブル-ス」
11日目のゲストは「オ-ル阪神」さんでした。

阪神さんゲストの日は、終演時間が少し遅くなります。
というのも、サ-ビス精神旺盛で、ついついフリ-ト-クの部分が他のゲストの方よりも長くなってしまうからなのです。

そんな阪神さんのリップサ-ビスに、お客さんは大喜び。
阪神さん、本当に有り難うございました。

阪神さんの次の出番は21日(土)の千秋楽です。

さて、「お茶子のブル-ス」すでにご覧になられた方や、これからご覧になる方の為に、この芝居の裏スト-リ-を少し紹介したいと思います。

芝居の中に出て来るやりとりは、あくまで表スト-リ-であり、我々脚本を書く立場は、それぞれの登場人物がどんな育ちをして、この物語以前にどんな出来事があったのか等を、まずは固めてから脚本作りを始める訳です。

以前、映画の脚本を書いていた時は、主人公の人生の裏スト-リ-だけで、ノ-ト一冊びっしりになる位の時もありました。

という訳で、今回は「スリ-こいさんず」の初代すみれについて、お話します。

この芝居では、「初代すみれ」がメンバ-から離れて、「二代目すみれ」が現れる場面から始まる訳ですが。

「スリ-こいさんず」は、元々女性音曲漫才トリオで、3人が三味線とギタ-を手にしていたトリオでした。
しかし、時代を常に先取りしようとする鋭い感性を持つ「さくら」は、
「いつまでも楽器を手にしている場合ではない」と、楽器を捨てる覚悟をします。
それに対して、「初代すみれ」は猛反対。
結局、「初代すみれ」が、メンバ-から外れることになる訳ですが。

でも、「初代すみれ」がメンバ-から外れたことは、この他にも理由があったと思われます。
劇中に、「さくら」のセリフで「初代すみれは、汚れ芸人やったから」という言葉があります。
汚れ芸人・・・「さくら」の言うところの汚れ芸人とは、いったいどんなことだったのでしょうか。

「初代すみれ」は、男に対して実にだらしない女性であったと思われます。
先輩芸人と飲みに行っては、身を崩してしまい、ついつい体を許してしまうような女。
つまり、「初代すみれ」は、寂しい女だったのかも知れません。

「スリ-こいさんず」は、リ-ダ-のさくらが、しっかり仕切って時代を先読みして引っ張っています。
でも、年齢は「初代すみれ」の方が上。
楽器の演奏力も、さくらより自信があったと思われます。
しかし、いざ漫才論になると、「さくら」の方が上。
面白くなかったのでしょう。
そんな気持ちを、酔っては男の体に預けるような女だったのでしょうね。

この芝居には登場しない「初代すみれ」ですが、「二代目すみれ」をメンバ-に入れて、TVで活躍し始めた「新生スリ-こいさんず」のことを、ねたみの気持ちで、ホヤキ続けていたのかも知れません。

「あんなトリオ、すぐに解散するに決まってる」と、玉出のスナックで酔いながら、客にボヤキ続けていたのかも知れません。

おそらく芸人をやめた「初代すみれ」は、玉出辺りのスナックで働いていたと思えるのです。

さて、明日のゲストは「里見まさと」さんです。
残り4日となりました。
出演者一同、より気合いを入れて頑張ります!
「お茶子のブル-ス」本日は休演日になります。
出演者一同、連日の熱演で疲れもたまっているので休演日も必要です。

さて、昨日ブログで予告しました「レッツゴ-三匹」さんのネタ使用に関してです。

お芝居の中盤頃「スリ-こいさんず」が、支配人から「今日のブリッジのハ-モニ-、ちょっとおかしなかったか?」と、指摘され、
三人でブリッジのコ-ラスを練習するシ-ンがあります。

そのネタこそ、昭和44年頃「レッツゴ-三匹」さんがされていたネタなのです。
すみません。勝手に使わせていただきました。

サブロ-さんゲストの時、「もう少ししたら師匠のレッツゴ-さんのネタがありますよ」と、言ったところ、
「ああ、このネタね。覚えてるわ」と、おっしゃっていました。
レッツゴ-三匹のお弟子さんであったサブロ-さんには思い出深いものがあるのでしょうね。

レッツゴ-さんは、「トリオ漫才の新パタ-ン」をいくつも開発された方々です。

実は4月25日(土)ワッハホ-ルで行われる「サブロ-雀々の二人の世界」の中でも、レッツゴ-さんの往年のパタ-ンの漫才が繰り広げられる予定です。
サブロ-さんと雀々さんに加えて、ゲストの「ラサ-ル石井」さんの3人によるトリオ漫才。
この漫才台本をサブロ-さんから私は依頼されているのですが、サブロ-さんは「レッツゴ-師匠の、あのパタ-ンのネタをやりたい」と。
こちらの方もお楽しみに。

さて、「お茶子のブル-ス」残り五日間となりました。
千秋楽まで出演者一同、全力で舞台をつとめます!
今日、楽屋で阪神さんと喋っていたことを、このブログに書こうと思っていたのに、すっかり忘れていたので、付け加えます。

阪神さんは、高校卒業と同時に「阪神巨人」として、舞台に立たれた訳なのですが、デビュ-まもなく、アレヨアレヨという間に、新人から大御所になられた方。

何と19歳で、花月の大トリを取られたという実績のあるお方なのです。

阪神さんいわく、「りあるキッズがデビュ-した時、私の記録を抜かれるかとヒヤヒヤした」と。
その「りあるキッズ」も、結局は記録を抜けないまま、今に至りました。

「阪神さん、次の驚異は『まえだまえだ』ですね」と、言うと、
「確かに記録を抜かれるのが恐い存在や」と。

「まえだまえだ」は、失礼ですが、やはり阪神さんの記録は抜けないでしょうね。
というか、今後こんな凄い記録を抜く新人は現れないと思います。
「お茶子のブル-ス」
十日目のゲストは、オ-ル阪神さんでした。

アドリブ芝居も、阪神さんらしい「南海電車の車掌のモノマネ」をしてくださったり、エンディングでも、お客さんサ-ビスのフリ-ト-ク満載。
阪神さん、有り難うございました。

阪神さんのゲスト出演は、今後17(火)と、千秋楽の21(土)です。
どんなネタを準備してくださるのか、今から楽しみです。

さて、「お茶子のブル-ス」では、劇中に昭和44年頃に実際にあった漫才ネタを二つ勝手に使用させていただいております。

一つは、漫才作家の「太一」が、「スリ-こいさんず」の「さくら」から、書いて来た漫才台本にクレ-ムをつけられるシ-ン。

「あんた英語できるか?」
「英語、得意やで」
「ほな、聞くけど、ク-ルは?」
「冷たい」
「ホットは?」
「あたたかい」
「ホットドックは?」
「あたためた犬」
この後のツッコミに関して、さくらは太一に怒る訳ですが・・・。

実はこのネタ、「今宮エビス・内海カッパ」という漫才さんのネタを、そっくり使わせていただきました。
ちょうど昭和44年頃に、お二人がやっておられたネタです。

「エビス・カッパ」のお二人は、「やすきよ」のライバル的存在のコンビでした。
割りゼリフで実にテンポ良く運ばれる漫才が特長でした。
当時、高校生だった私は、こっそりと「エビス・カッパ」師匠の運びをパクらせてもらい、その割りゼリフをもっとアップテンポにして、自分の作ったネタを試したことを思い出します。

お二人とも他界されてしまいましたが、楽屋では非常に人気のコンビでした。

カッパ師匠に一度だけ飲みに連れて行ってもらったことがありました。
「ミュンヘン」が好きで、「黒ビ-ル」ばかりを飲んでおられた「カッパ師匠」
私は、その時思ったのです。
カッパ師匠は肌の色が黒いことで皆さんからツッコまれていたのですが、
「毎日黒ビ-ルばっかり飲んでるから、こんなに黒いのや」と。

もう一つ、当時の漫才の方のネタをパクらせていただいています。
それは「レッツゴ-3匹」さんのネタ。
どんなネタなのか・・・次に報告します。
「お茶子のブル-ズ」
九日目のゲストは「ぼんち・おさむ」さんでした。

今日もアドリブ芝居は絶好調。
舞台の上で「ワ-!」とか「ウッ!」とか叫び続けておられました。
お客さんも、意味不明の叫び声に大爆笑。

おさむさんが絶好調の時は、こんな意味のない叫び声が実に多いのです。
生のステ-ジって面白いですね。
演者さんのパワ-が、お客さんを圧倒した時、必ず爆笑が起こります。

おさむさんの場合、全く意味不明のことを叫んでも爆笑になるのですから、そのパワ-たるや、ケタが外れています。

サ-ビス精神旺盛のおさむさん、楽屋や舞台の袖でも、よく叫んでおられます。
そんなおさむさんが、私は大好きです。

おさむさん、3回のゲスト出演有り難うございました。

明日は、オ-ル阪神さん、二度目の登場です。


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