萩原芳樹のブログ
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「お茶子のブル-ス」
二日目のゲストは、大平サブロ-さんでした。 昼間は「ごきげんブランニュ」の収録があり、 楽屋で「サブロ-さん、今日の舞台のアドリブ芝居どうします?」 と、お話したところ、モノマネではなく面白エピソ-ドをやりたいとのこと。 しかし、京橋花月に入り、一緒に絡むメグマリコと本番直前に打ち合わせをした時、「サブロ-師匠のモノマネを見たいですわ」と、メグマリコが言ってしまったのです。 サブロ-さんは、「そんなら何かモノマネやろうか」と、考えられて、 とっさに出たのが、「人生幸朗師匠がゴルフをしたら」「横山やすしさんがゴルフをしたら」という、その場で急に考えられたネタ。 私は驚きました。 人生師匠や、やすし師匠のモマノネは知っていましたが、そのゴルフバ-ジョンなんて見たことありません。 勿論サブロ-さんも、初めてやるモノマネパタ-ンだったのでしょう。 いやぁ、サブロ-さんの器用というか、瞬時にそんなモノマネ変化球ができる腕前に改めて頭が下がりました。 本番でも、勿論大ウケ! サブロ-さん、本当に有り難うございました。 「お茶子のブル-ス」サブロ-さん次のゲスト出演は3月20日です。 このブログでは、今後ゲストの方のアドリブ芝居を、どんどん報告して行きたいと思っております。 お楽しみに! PR
おかげ様で、京橋花月満員御礼の初日。
観に来てくださった皆様方、本当に有り難うございました。 初日のゲストは「桂きん枝」さん。 開演の3時間前に楽屋入りしてくださり、入念な打ち合わせを。 実は、失礼なのですが、「桂きん枝」さんは、本番直前にしか来ないことで有名な方です。 ラジオ大阪の「めっちゃ元気」では、生放送の2分前に計ったように来る方。 あまりにもギリギリセ-フにスタッフは、どこか近くで時間を潰してから、わざと時間ギリギリに入っているのかと思ってしまう程。 このブログでも、以前に「トチきん」とか、「ゆる~い下町のボンボン」とか、勝手なことを綴りましたが、本当はここ一番、メチャクチャ真面目なお方だったとうことが、今日改めて判明しました。 きん枝さん、本当に有り難うございました! きん枝さんは、3日目の3/7(土)に、再びゲストとして、出演していただきます。 明日のゲストは、大平サブロ-さんです。 ゲスト部分は全編アドリブ芝居・・・果たしてどうなるのでしょうか。 初日のお客さんは、本当に良いお客さんばかりで、物語が進むにつれ、泣きながらも笑っていただくという・・・非常に嬉しい反応。 本当に・・・本当に、有り難うございました! 出演者一同、明日も精一杯舞台をつとめます!
京橋花月よる芝居3月公演「お茶子のブル-ス」
明日いよいよ初日を迎えます。 昨年から、構想~脚本~稽古と、何ヶ月もの間、ずっとかかわって来て、いよいよ本番です。 私自身、いっぱい勉強して来てテストを控えた前日の気分・・・とでもいうか、遠足の前日とでも言おうか・・・不思議な緊張感です。 チケットを買ってくださった方々、本当に有り難うございます! 皆様のご期待を裏切らないよう、出演者一同精一杯舞台をつとめます! このブログでは、登場人物と出演者に関して、紹介してまいりましたが、最後にもう一度、キャスト紹介のおさらいをしておきますネ。 お茶子・ナツエ・・・メグマリコ スリ-こいさんず・さくら・・・杉岡みどり スリ-こいさんず・すみれ・・・五十嵐サキ スリ-こいさんず・つばき・・・こっこ 姉さまキンズス・西山リリ-・・・桂あやめ 姉さまキンズス・西山八郎・・・林家染雀 Wぼんぼん・ぼん太・・・藤井輝雄 Wぼんぼん・ぼん吉・・・桂三四郎 モ-レツ7・みちを・・・おしどりマコ モ-レツ7・わたる・・・おしどりケン 十銭家太一・・・徳富啓太 宮川徹・・・池山心 熱烈な寄席ファン・・・桂さろめ 風月亭遊笑・・・大木こだま、オ-ル阪神、桂きん枝、里見まさと 大平サブロ-、ぼんちおさむ 「お茶子のブル-ス」は、昭和44年を舞台にした物語なのですが、 ここでお詫びをしておきます。 実は、物語の中で「二つ」だけ昭和44年になかったモノが出て来ます。 それは、どちらも昭和45年に始まっているモノであり、 昭和44年には存在しなかったモノなのです。 私、実に「いい加減な人間」でして、「まぁ一年くらいはいいか」と、GOしてしまったのですが・・・果たしてその「二つ」のモノは何なのか、 お芝居をご覧になった方は、このブログに回答をいただきたく思います。 正解は、お芝居終了近くに発表する予定です。 何かクイズみたいになってしまいましたが・・・。 それから、明日の初日ですが・・・私、またもラストに登場してあつかましくもダンスを皆さんと一緒に披露してしまうことになりました。 「出たがり脚本家」で、ホントに申し訳ございません。 では、明日の初日の成功をまずは祈りつつ・・・。
「お茶子のブル-ズ」6人のゲスト。
最後は「大平サブロ-」さんについてお話します。 私が「サブロ-シロ-」さんのことを初めて知ったのは、漫才ブ-ムのずっと前のことでした。 まだお二人が松竹芸能に所属していて、新人の頃だったと思います。 その頃、私は姫路で洋品店をやっていました。 車を運転していた時のこと。 ラジオから漫才が聞こえてました。 唄ネタをやっていた若手漫才なのですが、ネタのセンスといい、 漫才のかけ合いといい、最高のコンビだったので、「これ誰や?」 と、ずっと気になっていました。 暫くして、その声の主が「サブロ-シロ-」さんとわかったのですが。 実際にお会いして、ご一緒に仕事をさせてもらったのは、漫才ブ-ムの時でした。 漫才もさることながら、お二人のモノマネ芸に私は衝撃すら覚えました。 というのも、「そっくりモノマネ」は勿論のこと、そのモノマネネタのチョイスです。 それまでのモノマネといえば、レパ-トリ-は限られていました。 つまり、モノマネのモノマネを皆がしていたのです。 「サブシロ」さんは違いました。 「誰もが手をつけていない、実にマニアックなモノマネ」ばかりをされるのです。 今、モノマネといえば、「それ誰のモノマネやねん?」と、聞きたくなるような、コアなモノマネが流行りですが、サブロ-シロ-さんは、その先駆者なのですね。 そんなサブロ-さんとは、「ぶったま」「ごきブラ」等、週二本のレギュラ-番組で常にご一緒させていただき、雀々さんとの「二人会」の漫才もずっと私が書かせてもらっています。 私にとって、一番近しい一流タレントさんとでも言いましょうか。 サブロ-さんは、事務所移籍で過去にいろいろ苦労をされました。 まず松竹芸能から吉本へ。 そして、吉本をやめて独立。 で、コンビ解散後、吉本に復帰。 実は、吉本をやめる直前、私にこんな相談があったのです。 その頃、サブロ-さんとは、名古屋のレギュラ-番組でご一緒していました。 番組収録が終わり、夜ホテルに帰ってエレベ-タ-の中で、サブロ-さんと、お別れしようとした時でした。 「萩原さん、ちょっと話があるのやけど、部屋に行っていい?」 何の話だろうと、部屋の冷蔵庫からビ-ルを出して、 「それで、サブやん、話て何?」と、聞き出すと、 「実は相方が吉本やめよう言うてるんですわ。僕、返事を待ってほしいて言うてるのやけど、吉本捨てるか、相方捨てるかの選択を明日返事せなアカンのですわ。萩原さん、どう思う?」と。 突然のことに私は少し驚きましたが、 「サブやん、これは俺が元芸人で自分が同じ立場やったら・・・ということで言うけど・・・俺やったら相方捨てるなぁ」と。 「サブやんは司会もできるし器用やから、ピンになっても充分今の吉本では貴重な戦力になって、ええ位置にいることができる筈や」 助言とも言えないような、こんなことを言って「おやすみ」と、別れたのですが・・・。 一週間後、サブロ-さんは「萩原さん・・・僕やっぱり相方捨てることはできん。一緒に吉本辞めることにしましたわ」と。 その後、サブシロさんは独立して東京に進出されます。 そして、結果的にコンビは解散し、サブロ-さんは吉本に一人復帰されることになります。 (このことは先週の「ごきブラ」でも放送されていたので、ご存じの方も多いでしょう) 今サブロ-さんは、関西でも指折りのTV司会者になっておられます。 時々ふと思うことがあります。 あの名古屋の夜の私の言葉・・・そのままやっておけば、そんな遠回りの苦労をしなくても良かったのでは・・・と。 そんなサブロ-さん、日替わりゲストとして二日目の3/6に出演していただきます。 サブロ-さんのことですから、きっと計算された芸で、アドリブ部分も場内を爆笑の渦に巻き込んでくだとることだと期待しております。 お楽しみに!
「お茶子のブル-ス」6人のゲスト、続いては「オ-ル阪神」さんです。
阪神さんは、泉大津出身。 泉州の人って、どこか南米人のように陽気で賑やかな人が多いですね。 「お笑い芸人」を生むには、非常に肥えた土壌のような気がします。 さて、阪神さんは中学1年入学の時、「隣りの小学校の、あの伊東が来る」と、その伊東という少年の大きな存在を意識されていたらしいです。 二つの小学校が一つの中学校にまとめられる訳ですが、 その伊東という少年は、男前で、児童劇団に在籍していて、ドラマにもよく出演していた上、勉強もできて、スポ-ツ万能とのこと。 「伊東って、いっていどんな奴やろ?」と、意識していると、阪神さんと同じクラスになったようです。 伊東君は、すぐ学級委員長になり、運動会でもダントツ一位。 女の子にも人気があり「外人」というニックネ-ムをつけられていたようです。 その伊東君が・・・実は「サブロ-シロ-」のシロ-さんなのです。 そうです。阪神さんと、シロ-さんは中学1年の時、クラスメ-トだったのです。 その頃の阪神さんといえば、教室の窓から釣り竿を垂らして、中庭の池の鯉を釣ったり、休みの時間には手品を披露したりするクラスの爆笑少年でした。 釣りは子供の頃から大好きで、水族館にこっそり忍び込んで勝手に釣りをして怒られたこともあるそうです。 そんな阪神さん、高校卒業すぐ18歳で漫才デビュ-。 そして、すぐに超売れっ子となる天才漫才師です。 私も、まだ芸名も決まってない今の阪神巨人さんが「ヤングお-お-」に出演されたTVを見て衝撃を受けたのを記憶しています。 「もの凄い新人が出て来たなぁ」と。 普通、デビュ-してすぐに売れっ子になると、生意気になるのが当然です。 しかし、阪神さんは違いました。 常に周囲に気を配り、実に繊細な方なのです。 我々コメディ作家は、書いた台本に出演者からイチャモンをつけられることが、しばしばあります。 でも、阪神さんはいつも黙って台本を売れ取ってくださり、台本のセリフ通りに忠実にやってくださいます。 その台本が正直面白くない場合もあります。 そんな時、阪神さんは動きやら独特の擬音ネタも取り入れながら、見事に爆笑に持って行かれるのです。 本当に作家にとっては涙が出る程嬉しいお方です。 「R-1ぐらんぷり」の一回目に阪神さんは出場されて、決勝まで行かれました。私が無理やりお願いしてエントリ-していただいたのですが。 この時の創作落語は、私が以前に阪神さん用に書いた、TVショッピングで捨てられたモノ達が集まってボヤくという擬人法創作落語なのでしたが。 その中に「たまごっち」が登場して「ウンコしたい」ばかりを言い続けるという下りがありました。 私は、「この繰り返しだけで大丈夫かなぁ」と、不安だったのですが、いざ本番になると、その部分が大爆笑! 「♪プンカプンカプンカ・・ウンチし~たい」と、「たまごっち」のセリフにリズムをつけて実にコミカルに演じてくださったのです。 私は、自分で書いた本にもかかわらず大爆笑してしまいました。 我々作家の仕事というのは、建築で例えると、あくまで土台作りをしている立場。 そこに演者さんが上に立派な家を建てられる訳です。 阪神さんは、多少土台がゆるんでいても、力技で見事に立派な家を建ててしまえる方なのです。 そんな阪神さん、今回は出番がアドリブ芝居とあって、どうやら珍しく緊張されているようです。 私から見ると「絶対に完璧にされる!」と、確信しているのですが、ご自身の芸にも、他人にそうであるように繊細な方なのですね。 そんな阪神さんの舞台・・・お楽しみに!
「お茶子のブル-ス」6人のゲストの方、
続いては「大木こだま」さんについてお話します。 私が初めて「大木こだま」さんを見たのは「トップホットシアタ-」という劇場でした。 当時、私は東京でタレント活動していて、久しぶりに帰阪して、友達の西川のりおさん(当時は横中バック)と逢っていました。 「今、トップホットに『こだまひかり』いう新人が出てるのやけど、面白いでぇ」 そう言われて早速観に行ったところ、新人ながら堂々としていて爆笑を取っていました。 「凄い新人コンビが出て来たもんやなぁ」 漫才の腕もさることながら、師匠ナシでこの実力。 「絶対に売れる筈」と思いました。 その後、「こだまひかり」から「こだまひびき」となって、吉本に移籍され、すっかり上方漫才の大御所になられた訳ですが、 「いつどこで、どんな修業を積まれたのか」 私はずっと疑問でした。 その謎が、ABCの「ナンバ壱番館」の取材で解明されたのです。 それは「子供の頃から雨が嫌いだったこと」 これだけでは全く理解できないと思いますので、詳しくお話しましょう。 「雨が降りそうだなぁ」と、思っても子供は元気に表に遊びに出かけます。 ところが「こだま」さんは、「雨・・・うっとうしいなぁ」と、 家でゴロゴロしていることが多かったようです。 「こだま」さんのお父さんはお笑い好きで、家では常に演芸番組をご覧になっていたとか。 父親とゴロゴロしながらTVを見ていた「こだま」さんですが、何とTVを見ているだけで、いろんな漫才の方のネタの運び方を覚えてしまったらしいのです。 凄いと思いませんか? TVを見ているだけで、漫才のパタ-ンを熟知してしまう少年・・・。 このことがプロになって「このネタは昔の○○師匠のあのネタと似ているから、運びは引用しよう」ということになったそうです。 でも「漫才ブ-ム」の頃は随分と悩まれたようです。 「漫才ブ-ムの連中みたいに、あない早いテンポで喋られへん」と。 しかし、「そうや!逆にゆっくりマイペ-スでやったらええのや!」と、 今の喋り口調がどんどん磨かれて行ったようです。 そんな「こだま」さんがゲストとして登場される際、果たしてどうなるのでしょうか。 「チッチキチ-」は、昭和44年の物語なので封印してもらいます。 ひょっとして、何か新ギャグが誕生するかも知れません。 お楽しみに! |
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