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萩原芳樹のブログ
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私のテニスラケットには「集中!」という文字入りのグリップテ-プを巻いている。
グリップテ-プは、プロなら試合毎に巻き替えたりするらしいが、私なんぞは一ヶ月程度の交換で充分。
「もったいないから、もう少し使おう」と、ボロボロになるまで交換しないのだが、グリップテ-プの文字「集中」が、どんどん薄らいで来る。

テニスはナ-バスな競技でもある。
手元の「集中」の文字がボヤけているので、集中できないじゃないかと思ってしまったりする。

そういえば昨日のテニスも集中できなかった。
隣りのコ-トに、かなり巨乳の女の子がいて、ラケットの「集中」を見るのだが、集中できない。

試合になった。
集中力を欠いた私は負けると思った。
が、勝った。
よく考えてみると、相手も隣りの巨乳ちゃんに気を取られて集中できなかったようだ。

そんなこんなで今日新しい「集中」のグリップテ-プを買いに行った。
ついでにテニスソックスも購入したのだが、「左右専用」というソックスを見つけたので買ってみた。

ソックスに「R」と「L」の文字があるのだが、どう違うのか私にはわからない。
試しに逆を履いてみたら、きっとその良さがわかるのかも。

いけない!
そんなことをすると、また集中力がなくなるではないか。
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私の部屋のベランダから、立派な土蔵がある近所の大きなお屋敷が見える。
「あの土蔵の中には、いったいどんな宝物が入っているのか」
ふと勝手に想像してしまうことがある。

その土蔵に好奇心を抱いているのは、どうやら私だけではないようだ。
ベランダから通りを見ていると、土蔵の前を通り過ぎる人が立ち止まっては眺めている姿をよく見かける。
犬の散歩をしている人は、必ずといって良いほど、その土蔵の前で立ち止まる。

先日、その土蔵の前を通りがかった時、土の壁に小さな穴が開いていることに気付いた。
「この穴から覗けば中に何が入っているか確認できるかも・・・」
一瞬そうは思ったものの、やめることにした。

しかし、やはりその土蔵が気になる。
今日は暇だったので、ベランダから土蔵の前を通り過ぎる人達をチェックしてみることにした。

夕方、犬の散歩中に土蔵の穴に気付き、思わず穴を覗いていた人・・・2人。

犬の散歩中に、連れていたポメラニアンを抱き上げて、ポメラニアンに穴を覗かせていた人・・・1人。

土蔵の穴を覗いた後、何故か自分の指を穴に突っ込んだところ、抜けなくなってしまって「OH!MY GOT!」と、叫んだ外人・・・3人。

以上が今日土蔵に興味を抱いた通行人の結果報告である。

やはり土蔵は不可思議である。

今日、あのナベアツさんが「三枝一門に入って落語家になる」という記者会見があった。

その話を聞いて「どうせ浮気心かな」と、思っていたのだが、話は全く違うことを知って驚いた。

なんと、彼は今入っているスケジュ-ルをこなした後、本気で付き人としての弟子修行をするようだ。
落語家は3年間弟子として修業するのが普通である。
そこで、彼も3年間本気で弟子修行する覚悟のようである。

いやぁ、凄い!
全く頭が下がる。
今の地位や全てを捨ててまで、新たに落語の世界で真剣に取り組もうという姿勢は本当に素晴らしいの一言ではすまされない程凄い!

彼とは、そんなに親しい仲でもないのだが、会う度に非常に丁寧な挨拶をしてもらえるので、「実に品格の良い芸人さんだな」と、以前から感じていた。
作家をやっている弟さんも実に品が良く、さぞご両親は立派に育てられたのだろうなぁと、以前から思っていた。

最近何かと下品な生き方をしている芸人さんが目につくので、特に素晴らしい・・・と、ただ驚くばかりだ。
今後のナベアツさんに注目したい。
今日、「あかんたれ芸人の詩」のウラさん役を演じてらした宇野山さん率いるバンドのライブが神戸・月世界であった。

神戸のプレスリ-とも呼ばれる「中川シゲオ」さんのライブであるが、プレスリ-ナンバ-を中心とした、オ-ルディ-ズメドレ-に超満員の客も熱狂状態!
ただ、熱狂している客層はかなり年齢層は高いが。

ゲストに、元「シャ-プフォ-クス」の鈴木サミ-さんが現れたのにビックリ。
「シャ-プフォ-クス」といえば、あの安岡力也さんが所属していたグル-プサウンズで、サミ-さんはボ-カルを担当して、何よりも爆笑MCで有名な方であった。

もう何十年も以前から是非一度お逢いしたい方であった。
それが今日偶然にも実現できた。

失礼な話だが、幻の存在の人で私の心の中にそっとしておいた方が良かったかなぁと思ってしまった。

現実のサミ-さんは、私が思っていた人よりも錆びてしまっていた。
悲しかった。
仕方ない。
華やかななスポットライトを浴びることもなく、TVの仕事にも縁がなかった人だから。
でも、憧れのサミ-さんと楽屋で会話できて嬉しかった。

それにしても今日超満員の月世界の客席に業界関係者が以外と少ないのに驚いた。
65歳の「中川シゲオ」さんと「宇野山」さんのことを、みんな未来ある人と感じられない結果なのだろうか。
(本人達は65歳でも、未来あると信じてやっていらっしゃるのに)
当然来るべき人(お世話になっている人)が顔を見せないのに驚いた。

まぁそんなことはどうでも良いこと。
とにかく高年齢層のお客さん達がフロア-に出て激しく踊りまくっている姿を見られて良かった。
60年代流行ったロカビリ-世代の人達が今熱くなっている姿は心地良かった。


最近暇なのでテニスばかりしている。
おかげで随分上達したようで、ここのところ試合で負けたことがない。
「萩原さんは攻めるテニスをされますね」
今日コ-チに言われた。

私のテニスは、どんどんネットに詰めてボレ-で決めようとするタイプ。
チンタラと後衛でラリ-を続けて守るテニスは苦手である。
特に意識した訳でもないが、いつの間にかそんなスタイルになってしまった。

思えば私が作家生活を始めた頃の原稿は実にハチャメチャであり、
「こんな台本見たこともない」
と、言われるような破天荒なモノばかりを書いていた。

それが年齢を重ねると、いつしか安全パイの確実な守る原稿を書くようになってしまった。
TV番組そのものが守る(というよりパクる)番組が多いので、私も流されるようにそうなってしまったのだろうか。

そんな作家暮らしに内心嫌気がさしているからなのだろうか。
テニスでトコトン攻めるスタイルになってしまったというのは・・・。

でも「お笑い台本」と「テニス」とでは攻めても味わいが違う。
「お笑い台本」で攻めた時、爆笑してくれる人と唖然となっている人に反応が大きく別れる。

テニスの場合、ウィニングショットが決まった時、相手は必ずヘコんでいる。
そんなヘコンだ相手の顔を見て喜んでいる自分って、ホントに嫌な奴だなぁとつくづく思うことがある。
「あかんたれ芸人の詩」で、「ウラさん」役を演じていた宇野山さんがライブをされます。

2月27日、神戸月世界にて。夜7時より。

以前から活動されている、「神戸のプレスリ-」とも呼ばれている「中川シゲオ」さんと、宇野山さん率いる「ハリケ-ン」のメンバ-による、ロカビリ-ライブです。
プレスリ-ナンバ-を中心として、素晴らしい60年代ロカビリ-の世界が楽しめます。
お問い合わせは、直接「月世界」まで。

以前にも、ライブにオジャマしたことがあったのですが、宇野山さんのMCが非常に楽しい。
「今回も、MC楽しみにしていますよ」
と、言ったところ、
「実は今回は音中心のライブにしようと思っているんです」と。
「それは残念」
と、先日お別れをしたのですが、今日お会いすると、
「萩原さんに、ああ言われたので、今回も喋りやります。その代わり全17曲の譜面を全部覚えるのに必死です」と、生き生きとした元気な顔でおっしゃっていた。

いやぁ、全く尊敬できる65歳だ。
見習わなくっちゃ!




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