萩原芳樹のブログ
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あけましておめでとうございます。
ここ何年か正月はダラダラとして箱根駅伝を見るのが楽しみになっている。 箱根駅伝を楽しむ為には、年末の全国高校駅伝を見ておかないといけない。 つまり、高校駅伝のエ-スが大学に進学して、いかに成長したかを見届けることができる。 若きランナ-の成長を見届けることは楽しみの一つである。 私は恥ずかしながら中学時代は陸上部の長距離選手であった。 3年の時、全国中学駅伝の地区大会(中学駅伝姫路市民大会)で大変苦い想い出がある。 私はエ-スが集まる華の一区を任されることになった。 スタ-ト前に先生から 「萩原、決してトップに立とうとするなよ。オマエの悪いクセはここでは致命傷になるからな。後ろから付いて行け」 と、アドバイスされたのにもかかわらず、スタ-トするやトップグル-プの先頭に立ってしまった。 距離はわずか4キロ。しかし、アップダウンがかなり厳しいコ-スであった。 スタ-トしてから登り坂は順調であった。 しかし、下り坂になり、ギアチェンジに失敗した。 他の選手のスピ-ドが予想以上で付いて行けない。 「ダメだ、こりゃ」 と、気持ちはあせる。体は急に重くなって頭脳の「ペ-スを上げろ」という命令には反応できない状態が続く。 結果は、23校中23位で二区のランナ-に母校のタスキを渡すという屈辱。 ゴ-ルして息絶え絶えの私に、アンカ-を任されていた後輩がこんな言葉を発した。 「先輩、ビリで走るなんてカッコ悪すぎますよ。勘弁してくださいよ」と。 こんな想い出があってか、駅伝で失速してしまう選手を見ると熱く応援してしまう。 私は登り坂は走れても、下り坂は苦手だと思うようになった。 私の人生そのものなのだろうか。 ならば、今年も常に登り坂を意識して走り続けるしかないか。 PR
「あかんたれ芸人の詩」続いてご紹介するのは、MBSラジオの昼の顔「近藤光史さん」演じる支配人です。
舞台となる「昭和座」という寄席小屋は、売れてない芸人ばかりが出演している寄席。 売れて行くと、ワンランク上の「シアタ-サウス」という劇場に行き、昭和座には出なくなるというシステムです。 売れてない芸人ばかりが出ている寄席小屋であるからこそ、支配人の人間性が大切です。 心の中に寒い風が吹き続けている売れない芸人にとって、支配人の愛情が何よりものぬくもりとなる訳です。 近藤さん演じる支配人は、「安田支配人」 実は、昭和47年頃、「なんば花月」に実際にいらした支配人のお名前です。 安田支配人は芸人の誰もから愛されていた支配人でした。 ゆえに、特別にお名前を拝借してしまいました。 ラジオでは毎日怒っている「コンちゃん」こと近藤さんが、どんな暖かい支配人を演じられるか・・・お楽しみに。
今日は「あかんたれ芸人の詩」初めての立ち稽古であった。
立ち稽古とは、台本を手にしながら、役者さんが初めて動いて稽古すること。 演者さんは、初めて動いてみて、そこで芝居の実感を掴むことが多い。 以前、新喜劇の稽古で、この立ち稽古に入った時に、止まってしまうことがしばしばあった。 つまり、事前に台本を読んでいたにもかかわらず、いざ動いてみた段階で、「この脚本は面白くないから変更してほしい」という無茶な注文が来るのである。 しかし「あかんたれ」は、別世界。 全員がすでに脚本に理解していただき、どんな立体的な演出をしてもらえるのか待ち受けていることがわかった。 演出の立場としては非常に有り難い。 昨日、KTV正月特番でサブロ-さんと一緒になり、楽屋でこう言われた。 「遠慮しないで、思いっきり厳しく演出してくださいよ。この芝居は吉本でありがちな軽いコメディではないということを証明したいのです」と。 だから、初日なのに私は細かく遠慮しないで演出ができたと思う。 出演者の皆さんも、真剣に私の言うことを聞いてくれた。 そんな中にも、何か暖かい空気が流れていたのは、座長の人徳なのだろうか。 これから稽古が繰り返される。 作・演出の立場としては、連日不安になり、闇の中での葛藤が始まる。 「この芝居、果たして本当に面白いのだろうか」と。 あれだけ脚本に力を注いだ筈なのに、自分の脚本が最低かなと思う日々が続く。 でも、演者さんの意気込みで、また勇気づけられたりもする。 「ようし!やるしかないか」と、またより最高の舞台を作ろうと頑張る。 そして、そして初日がやって来る訳である。 芝居の終演を迎えて、お客さんから大拍手をいただいた時、ただただ嬉しいのみ。 「生きて来て良かった」 と、全てに感謝してしまう。 そんな舞台の立ち稽古の初日。 私のボルテ-ジは最高に達していたのは間違いない。
さて、「あかんたれ芸人の詩」続いてご紹介する登場人物は、「デジタルケイタ」さん演じる「淀川わたる」です。
「わたる」は、どぼん師匠に弟子入りして、どぼん師匠引退後、兄弟子の「はまる」とコンビを組むことになります。 しかし、兄弟子の「はまる」は連日楽屋でバクチ三昧の日々。 たまりかねて、そんな兄弟子に注意をする訳ですが、これが上からの物言い。 現代風の青年で、キャリアよりも実力を重視するタイプなのですね。 昭和47年の寄席楽屋には、こんな新時代を彷彿させるような若者も出現して来ました。 一応形では先輩を立てていても、本心は小バカにしているような。 正直、この私も同タイプであったのかも・・・。 穏和で人の良い「デジタルケイタ」さんが、真逆の役どころをどこまで演じられるか、楽しみの一つです。
もみの木が、どうしてXマスツリ-に選ばれたのかをご存じでしょうか?
もみの木は、他の木に比べてXマスの時期ともなると、大変貧相な木になってしまうようです。 その様子を空から見ていた「お星さま達」が、「かわいそうだなぁ。下りて行って綺麗に飾ってあげようよ」と、次々と「お星さま達」が、もみの木に舞い降りて行き、華やかにデコレ-ションされた木になったとさ。 こんなメルヘンチックなお話を、実は私が21歳の時、ステ-ジで語りをやらされたことがありました。 「アグネスチャンショ-」のXマスコンサ-トのことでした。 照れくさいので、こんなメルヘンな話に、下ネタを勝手に加えて、笑いを取ってしまい、演出家から思いっきり叱られた想い出があります。 Xマスなんて、いらない・・・58歳。
今日は引っ越しだった。
思えば我家族は、実に引っ越しが多い。 姫路~浦安~芦屋~芦屋~京都~京都~芦屋~芦屋と、この30年間に7回も引っ越しをしている。 まるでジプシ-のような暮らしである。 疲れた。 引っ越す度に、こんな疲れることは二度とやめようと思う。 だが何故かまた引っ越しをしてしまうのである。 引っ越しにはトラブルがつきもの。 毎回様々なトラブルが起こるので、それがまた疲れる。 とりあえず今夜は段ボ-ルの山に囲まれて寝るしかないか。 |
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