萩原芳樹のブログ
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今日、優勝を争う大切な試合で阪神が敗れた。
悔やまれる試合であった。 私は半世紀もの間、ずっと阪神ファンである。 半世紀もの間、阪神タイガ-スを見守って来たのは何故なんだろうか。 そう考えてみると、一つの結論に達した。 「ここ一番でダメな球団であるから」なのだ。 だからこそ、「頑張れ!」と、応援し続けて来られたのだと思う。 ということは、今日の負けは私が応援している阪神の本来の姿である。 大阪の町が好きだ。 でも、今や関西は大不景気ときている。 が、正直なところ、もっと好きになって行くのが不思議である。 何なのだろうか・・・この私の弱い者贔屓は。 来年一月公演の「サブロ-一座」のテ-マが決まりました。 「売れない不器用な芸人達の友情物語」です。 「勝ち組」ばかりに注目するこのご時世に、私のように「負け組」を応援する奴も必要なのかと思って・・・。 PR
千吉は、すでに新コンビを組むことを決めていた相方を、おまんに紹介した。
聞けば漫才は素人で、昨日まで「ゴ-ゴ-クラブ」で踊っていたというバカ丸出しの若い女性であった。 「初めまして、モンロ-です!」 そのバカ女は高飛車な挨拶をした。 「モンロ-?」 突然の名乗りに驚くおまん。 「へえ、この子がモンロ-で、私がマリリン。二人合わせてマリリン・モンロ-です」 「アホくさ」 おまんは呆れて言葉も出ない。 つまり千吉は、「マリリン・モンロ-」というコンビで再スタ-トしようとしていたのだが、このコンビ、余りにも企画漫才の度が過ぎるという奴であった。 千吉が女装をして、一見女同士のように見せかけて、実は千吉(マリリン)は男であった・・というのが千吉の狙いであった。 千吉は普段から男色家で、夜な夜な女装をしてネオン街を歩くことも多かった。 そこで、自分の趣味と実益をかねて、こんな漫才スタイルを考案したらしいのである。 「勝手にしたらええがな!」 おまんは捨てゼリフを吐いて、さっさと楽屋を出て行ってしまった。 らん子は、この様子に全く口を挟むことはできなかった。 しかし、千吉が考案した邪道漫才は、とりあえずは人気になるのであった。 昭和47年の寄席の世界は新旧交代の時期でもあった。 そんなドサクサに、明らかな邪道漫才でも一瞬新しく見えたのかも知れない。 実際、この年吉本の新人コンビであった「B&B」の漫才も、邪道漫才であった。 どんな邪道かと言うと、片方が本当にセリフを忘れたかのように見せて笑いを取るという最低な邪道漫才で、やはり一瞬脚光を浴びたの訳である。
笑楽座の楽屋が何やら騒々しい。
三味線漫才の「おまん」が大声で相方の「千吉」に怒っていた。 「私とコンビ解消するて、どいうこっちゃ!」 「すんまへん、姉さん」 らん子が騒ぎに気付いて割って入った。 「いったいどないしはったんですか」 「どうもこうもないがな。この千吉いうたら、いきなり私とのコンビを解消したいて言い出しよったのや」 「コンビ解消?」 「へえ、おまん千吉のコンビは、もはや時代遅れかと思いまして」 千吉が上目使いで言った。 「時代遅れ?何を生意気なことを!」 おまんが千吉に掴みかかった。 らん子がそれを制して、 「千吉さん、いったいどういうことですか?」 千吉は言いにくそうに重い口調で語り始めた。 ここ笑楽座の最近の客といえば、GS崩れの「フレンド2」目当ての若い女性が中心であった。 そんな若い女性客は、三味線に着物姿の「おまん千吉」をひと目見ただけで、舞台に注目せず隣りの客と平気で雑談したりする。 勿論三味線漫才は全くウケなかった。 そこで、千吉は思い切って「三味線捨てて、漫才のスタイル変えましょう」と提案したのだが、おまんは全く受けつけなかったらしい。 実際昭和47年頃といえば、それまで楽器を手にした音曲漫才が主流であったが、楽器を捨てて喋くりや動き中心の漫才スタイルに変更して行ったコンビも多い時代であった。 「私とコンビ解消して、千吉はどうしようと思うてるのや」 「ハイ・・・実は」 と、千吉は新しい相方をおまんに紹介することにした。 なんと新しい相方をすでに楽屋に呼んで来ていたのであった。 千吉が新しい相方とスタ-トさせようとしていた漫才スタイル、これがまたとてつもない異色漫才なのであった。
何だかサ-バ-がおかしいようで随分とご迷惑をおかけしております。
私のブログも、更新してもしても消えてしまう始末。 本当に申し訳ありません。
その①・・・今秋放送予定のNHK特番「懐かしの朝ドラ全部見せます」 で、我事務所の若手作家が全員見事なリサ-チを完璧にして くれたこと。
その②・・・私自身、テニスで「サ-ブ&ダッシュ」を見事に収穫できた こと。 *ちょっと待て!考えれば若いみんなに働かせて、私は遊んでばか りなのかも知れない。 *でも、今後もそうしよう。いや、してしまうと思う。
TVで田代まさしが、またも麻薬で逮捕されたことを知った。
本当にいつまでもバカな男である。 田代君との関係は、今から25年も昔も前のこと、ABCが「報道ステ-ション」を開始する前に、「パ-ティ野郎ぜ」という番組を夜10時台に放送していた頃に付き合いがあった。 この番組は伝説的な番組で、あの「中山美穂」さんがデビュ-前の中学生の頃にレギュラ-出演していたという番組である。 「シャネルズ」から、グル-プ名も「ラッツ&スタ-」に変わり、田代君がグル-プから離れて、初めて一人で活動するキッカケとなった番組でもあった。 全国ネットの番組なので、何人もの放送作家が番組にかかわっていたのだが、私が任されたのは、田代君のコ-ナ-であった。 楽屋で念入りな打ち合わせをして、リハ-サルをする。 担当作家としては、べったりと田代君と付き合う。 しかし、田代君には問題があった。 ミュ-ジシャンながらにして、素晴らしい笑いの才能を持っていたので勿論レギュラ-として選ばれた訳ではあるのだが・・・。 正直、本番に弱かった。 いざ本番になると、目が泳いでしまうのである。 「気の弱い奴やなぁ」 当時の私の印象であった。 気の弱い芸人は、何かにすがろうとしてしまう。 彼の場合、それが麻薬であったようだ。 何度も失敗を繰り返し、彼が強い人間になって、もう一度戻って来てくれることを期待していた。 でも無理だったようだ。 手厳しいが、今回の田代くんに言葉を贈っておこう。 「田代君、お疲れさん・・・サヨウナラ」 |
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