萩原芳樹のブログ
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続きです。
土曜朝、全国ネットの生放送が始まりました。 我々のコ-ナ-になり、まずは漫才を披露。 さてさて、この後が厄介な討論会です。 「昔の漫才、今の漫才」というタイトルで、アチャコ先生と、秋田実先生を相手に、我々は頑張らないといけません。 「君等のその髪型は何や!長い髪の毛してからに、歌唄うのと違うぞ!漫才するならまずその髪の毛を切りなさい!」 開口一番、アチャコ先生は我々に向かって怒鳴り始めました。 これが楽屋なら「ハイ、すみません」で済む話なのですが、何しろTVの本番。まして討論しなければいけないという厳しい状況。 「こんな髪型、今の若者にとっては普通のことですよ。アチャコ先生も若い時に皆着物で漫才だったのに対して、背広姿で漫才されたじゃないですか。それと一緒ですよ」 私は、それなりに頑張って反論しました。 「何?自分のこと言われてるのに、ワシの若い頃を引き合いに出すのか!バカ者!」 アチャコ先生は、顔を真っ赤にして怒ってはりました。 さすがに私もシュン。 企画上のことなので、出来レ-スと思って発言したことが、どうやら本気で怒らせてしまったようです。 私は急に寡黙になり、隣りの相方はダンマリを続けています。 すると、カメラの後ろからインカムをつけたADが、大きなプロンプで支持を出して来たのです。 「もっと、やりあってください!」 私は、TV局の支持に従うか、尊敬しているアチャコ先生を、これ以上怒らせないようにするか迷いましたが、結局何も反論を続けることはできませんでした。 ADさんから「もっと、やりあってください!」 のプロンプは出され続けてはいましたが。 結局この討論会は全く盛り上がらないまま終了。 でも、随分後になって、ふと思ったのです。 「あの時のアチャコ先生の怒りは、ひょっとして演技であって、『かかって来んかい!』という意志表示であったのかも」と。 ビデオにすぐ録画できる時代なら、是非残しておきたかったのですが、仕方ないですよね。 私の中の記憶だけが残されています。 PR |
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