萩原芳樹のブログ
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傷痍軍人と聞くだけで、「ああ、あの傷痍軍人か」と、思い出される方は、それなりの年齢かと思います。
この芝居設定の昭和40年代前半には、駅前など人通りの多い場所に、よく傷痍軍人がいたものです。 傷痍軍人というのは、戦争で手足などを損傷して、義手や義足をし、アコ-ディオンを弾いては、道行く人からお金を恵んでもらう人のこと。 私も子供の頃、そんな傷痍軍人の姿を見て、「かわいそうやな」と、言ってると、父親が、「あんな奴、本当に戦争に行ったのかどうかもわからん。何かで怪我した乞食やろ。ホンマに戦争で手足が不自由になってたら、国からかなりの手当をもらってる筈なんや」と、よく言ってたことを思い出します。 私の父は、海軍で船を撃沈され、パラオ島で生死をさまよっていた人だけに、そんないかがわしい傷痍軍人を見ると腹立たしかったのでしょう。 その頃のコメディ映画に、よく傷痍軍人が登場していました。 義足だった筈なのに、警察に追われると義足を手に持って、ものすごい早足で逃げて行くシ-ンが印象的でした。 そんな傷痍軍人の役を今回誰が演じるのか・・・お楽しみに。 PR
今回、昨年の「お茶子のブル-ス」に引き続いて、新喜劇の五十嵐サキちゃんに客演をお願いしています。
サキちゃんの役は、九州の貧しい炭鉱から大阪に出て来て、女工さんをしている娘。 昭和40年代前半といえば、全国各地の炭鉱が次々と閉鎖し始めた頃。 以前に歌手の牧村三枝子さんにインタビュ-をしたことがあったのですが、炭鉱の貧しい話を聞いて切なくなった思い出であります。 牧村さんは、北海道の炭鉱出身なのですが、子供の頃、最高のご馳走が「ちくわ入りカレ-」だったとか。 肉とかシ-フ-ドなんか勿論なしで、ちくわの入ったカレ-ライスが最高のご馳走だったそうです。 サキちゃんの「九州なまり」も、今回の芝居の見所です。 サキちゃんファンの方は、是非この役どころの演技を見逃さないでください。
六月公演の「キャバレ-哀歌」
音楽面でゲストとして協力したいいだくのは、元グル-プサウンズ「リンド&リンダ-ズ」の宇野山さんと、もうお一人。 「かぐや」さんという奈良県在住の歌手の方にも出演していただきます。 「かぐや」さんは、昭和歌謡を中心に地域歌手として活躍されている方なのですが、彼女の人生をドラマにできる程、壮絶な人生を歩んで来られた方なのです。 シングルマザ-で、二度のガン手術。 幼い我が子の為にも、懸命に「生きる」という力で戦って来られました。 歌手デビュ-も、子供と共に「ガンとの闘い」があってからと聞いています。 「かぐや」という芸名も、「人間いつか死す時は、月からお迎えが来る」という意味での命名です。 そんな「かぐや」さん。 お芝居の冒頭で唄っていただきます。 かぐやさんの歌声が、まずは今回の芝居の世界に導いてもらえることでしょう。 女優の藤吉久美子似の美人の方です。 役どころは、キャバレ-まわりの歌手。 せつないキャバレ-まわりの歌手を演じていただきます。
六月公演の「キャバレ-哀歌」先程脚本を脱稿しました。
今回の芝居設定は昭和42年。 あの「女芸人らん子」がキャバレ-歌手になる段階のお話で「らん子0」でもあります。 昭和42年というと、私は中学3年生の頃。 昭和ならではの人達やモノが劇中に色々出てまいります。 「キャバレ-まわりの歌手」 「女工さん」 「傷痍軍人」 「炭鉱」 「紙芝居」 「検便」 ETC・・・ 時代背景や、登場人物に関して、このブログでお伝えして行きます。 お楽しみに!
桂きん枝さんが、参議員選挙に出られるとのこと。
噂は聞いていたのですが、現実となって驚きました。 吉本も辞め、上方落語協会からも脱退しての出馬だそうです。 芸人仲間の呼び方で「兄さん」という言葉があります。 師匠でない先輩を全てそう呼ぶ訳なのですが、私は今でも「きん枝」さんのことを「兄さん」と、呼ばせてもらっています。 そもそも私は元芸人で「兄さん」と、お呼びしていた大勢の芸人さんがいました。 が、私が作家に転向したことで、「師匠」という呼び方は別として、「兄さん」という呼び方には封印をしたのです。 何故ならば、「いつまでも芸人気取りで作家の仕事をしやがって」と、業界から思われたくなかったから。 そんな中で、「きん枝」さんだけは、以前のように「兄さん」と唯一呼ばせていただいている仲であります。 その理由は、今も昔のまま自然体で私に接してくださる優しさと、かつて私が吉本を辞めた時に一番心配してくださった方であるからです。 このブログでも、ずっと以前に書いたと思うのですが、今から40年近く前、私が大阪を蒸発した際に、誰よりも探してくださった方が「きん枝」さんです。 聞けば、親友の寛平さんに刺激されて、新たな人生を歩もうと決意されたとか。 還暦に、そんな人生再スタ-トを決意されるなんて、ホントに頭が下がります。 「ぬるい人生にアグラをかく」のが、この年齢の常かも知れません。 そこを脱却しようとする「きん枝兄さん」 私も習って、人生の再スタ-ト、何か決意をしなければ・・・。
六月公演の「キャバレ-哀歌」の脚本を現在執筆中で、このブログも休みがちになっています。
「キャバレ-哀歌」は、昭和42年のキヤバレ-のホステスさんの更衣室がメインの舞台。 来ていただいたお客さんから、「そんなん、あったあった」と、喜んでいただけるよう、極力その時代背景をベ-スに、実際に起ったであろうと思われる出来事やセリフをふんだんに取り入れているので、脚本もかなり時間を要します。 現在「起承転結」の「承」の部分にさしかかっていますので、間もなく脱稿です。 無事脱稿となったら、登場人物や詳しい時代背景なんかを紹介して行こうと思っております。 |
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