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萩原芳樹のブログ
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今日、関西テレビで「漫才マン」(特番)の収録があった。

「漫才マン」は、4月に発表される「上方漫才大賞」のブ-ムアップ番組で、大賞候補、奨励賞候補、新人賞候補が予想される30組が勢揃いしての大特番。
OAは、1/23(土)15:00~17:00と、2/11(土)15:00~17:00の二回に渡って放送される。

そんな中で、Wヤングさんのインタビュ-をしていて、私は凄い元気をもらった。
Wヤングの平川師匠は70歳という高齢ながら、舞台せましと動きまわる。
元々シャベクリ漫才をされていたお二人だが、平川師匠が60台後半になって、「動き中心の漫才に変えよう!」と、方向転換されたというのだ。

漫才出番の前に、入念にストレッチをされる平川師匠。
漫才の出番前にストレッチするコンビは、若手にもいない。
「どうしても、もう一度このコンビで大賞を受賞したい。(初代コンビでは、二度受賞) 上方漫才大賞を受賞するということは、日本一の漫才師ということ。だから、相方と昨年の夏、日本一の富士山に登って来た」と、夢いっぱいの顔で語られていた。

90歳になっても、元気いっぱいの体力漫才を続けたい・・・と、おっしゃっていた。
「目指せ、追い越せ! 森光子」・・・らしい。

カッコいいなぁ。
頑張ってください! 平川師匠。

私もあやかって、またテニスのシングルスの試合で若者と勝負できるよう頑張るとするか。
えっ?頑張り方の方向性が変?失礼しました。
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「寂しさなんてのはなぁ、歩いているうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ」

第44作「男はつらいよ 寅次郎の告白」より・・・
「寅さんの名言集」続いては、第39作での名言です。

甥の満男(吉岡秀隆)が、突然こんなことを寅さんに聞きます。
「おじさん、人間って何の為に生きてるんだろう」と。
すると寅さん、
「何? いきなり難しいことを聞くなぁ。そうだな・・・」
と、暫く考えた後のセリフです。

「ああ生まれて来て良かったなって思うことが何べんかあるじゃないか。
その為に、人間生きてんじゃねえのか。そのうちオマエにも、そういう時が来るよ。な、まぁ頑張れ」

第39作は、同じテキヤ仲間が亡くなり、その子供が突然に寅さんを訪ねて来て、行方不明の母親を捜す旅をする物語。
不幸な人生の人物が何人も登場する回だけあって、このセリフは重みがあります。
私は、実は山田洋次監督作品の「男はつよいよ」の大ファン。
全48作のビデオを何年も前に購入して、全作10回以上は観ているというコアなファンでもあります。

そこで、このブログで「寅さんの名言集」を、暫く紹介して行こうと思います。何しろ寅年でもあるし・・・。

まずは、48作のシリ-ズの中で、何度も登場した名セリフから。

『美しい恋をしていれば、お腹なんか空かない! 一ヶ月ぐらい飯なんか喰わなくたって平気だ!』

一番印象的だったのが、43作で、甥の満男が無一文で恋人を追いかけて九州に旅立った時のセリフです。

「男はつらいよ」のセリフは、随分練り上げられているので、何度観てもスルメのように味わいを感じます。


「らん子のブル-ス三部作」「お茶子のブル-ス」「女忍のブル-ス」に続く、次回芝居のタイトルを決めました。

「キャバレ-哀歌(エレジ-)」です。

舞台は昭和40年代前半の「マンモスキャバレ-」のホステスさんの更衣室。
ホステスさんの女同士の葛藤を描こうと思っています。

ただ、以前からこのシリ-ズをご覧いただいた方には嬉しいお知らせかも知れません。
というのも、「らん子のブル-ス」第一話がスタ-トする前の物語であるからです。
「らん子のブル-ス0話」と思っていただいても良いと思います。
らん子を襲名する前の、キャバレ-歌手「愛川ネネ」を中心とした物語です。

6月上旬、今度は「ABCホ-ル」で上演する予定です。
さて、また玉出の話に戻すことにしよう。

私が19才の時は「ダッシュとんぺ-」というピン芸人。
そして、20才の時は「B&B」で、玉出にずっと住んでいた。

「B&B」としてTVに少しずつ出始めた頃、「顔がさす」という奴で、玉出の街の人たちは色々と親切にしてくれた。

クリ-ニング屋のお姉さんが「お金はいらないですよ」と、クリ-ニング代を無料にしてくれた時は、さすがに驚いた。

何よりも有り難かったのは、アパ-トの一階にある焼き肉屋さんであった。
カウンタ-だけで6人も座れば満員になる小さな店だったが、深夜遅くまで営業しているので、深夜帰宅の時には、よく立ち寄ったものだ。

夜食のお茶漬け代わりに、キムチとライスだけ頼むことがあった。
そんな時、「代金はいらないよ」と、店主は金を受け取らなかった。
悪いので、肉を食べられる金とお腹に余裕のある時は、肉を頼んで代金を支払うことに。

しかし、キムチとライスで「タダ飯」を食べさせてもらう日の方が圧倒的に多かった。

私が突然上京することを決めた時、その焼き肉屋の主人に何の挨拶もしなかったのを後悔している。
飯を食わせてくれた恩人だったのだから・・・。


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