萩原芳樹のブログ
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出版予定の私小説に、昔やっていた私の最低の漫談ネタが出て来る。
「実は、ここで芸能界の秘密をこっそりと話することにします」 と、客を乗り出させておいて、 「実は歌手の方も、オナラをすることがあるのですね。それが自宅や楽屋ならまだしも、舞台で歌っている途中に、プッと出てしまうことがあるらしいのですよ。緊張屁という奴ですかね。オナラしてしまった歌手の人は思う訳です。うわっ!くさっ!こんな場所にいてられへんわと。よく歌手の方がステ-ジで歌っている間に、場所を移動することがあるでしょう。あの時はたいがいオナラして、その場所にいられなくなったと思って間違いありません」 全く最低のくだらない漫談ネタですが、今回の私小説のラストシ-ンに、この漫談が出て来ます。 つまり、若き日の私が、芸能生活最後の舞台で披露したのが、このネタでした。 バカですよね。よりによってオナラのネタで芸人生活にピリオドを打った訳ですから。 最後のステ-ジということで、わざわざ来てもらったスタッフの人達が、 「心配したよ。最後に芸能界の秘密を喋るなんて言い出すからさ。何を話するのかと思ったら、アハハ、やっぱり君らしいなぁ」 そう言われて、 「どうせ、僕みたいな人生、オナラみたいなもんですからね」 そう私小説は締めくくっている。 今、改めて考えると、本当に自分って、オナラみたいな奴だよなぁと思った。 小さな毒を巻いては、その場限りの笑いだけを頼りにして生きて来た自分について、今更ながら情けない気もするが、誰も誉めてくれないので誇りにすることにしようか。 PR |
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