萩原芳樹のブログ
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昨日、このブログで「昭和芸人の記憶」として、鼻乃ルンバさんの名前を上げましたが、ルンバさんについて綴ることにします。
ルンバさんは「笹山タンバ」師匠のお弟子さんであり、昭和40年代半ば主に「新世界花月」に出ておられた若手の漫才さんです。 ガリガリに痩せていて、鼻が曲がっている風貌で、実にトボけた味でボケる方でした。 何しろ心臓に持病があって、息が続かないくせに歌を唄おうとします。 息絶え絶えに歌うネタは爆笑ものでした。 「♪な、な、長崎から船に乗った・・・ど、ど、どこに着くかなぁ」 と、苦しそうに歌われるのです。 しかし、このルンバさん。20歳そこそこの年齢で他界されてしまいます。 風邪をこじらせて、一人アパ-トで寝込んでいたらしいのですが、病院に行く金も、薬を買う金もなく、持病の心臓と相まってか、ひっそりと一人アパ-トで息を引き取られたのです。 ルンバさんには身寄りもなかったようで、唯一アル中で行方もろくにわからないお父さんだけとか。 そこで、当時の松竹芸能の若手芸人が集まり、金を持ち寄っての葬式となりました。 この音頭を取られたのが、今の「西川のりお」さんだったようです。 今、私が執筆中の私小説には、このような話が沢山出て来ます。 まだまだ出版どころか、半分ほどしかペンは進んでいないのですが。 ルンバさんの供養と思って、こんな話を書きました。 PR
無題
先生のブログ、ずっと拝見しています。
昭和芸人の詳細が知れてとても嬉しいです。 ご本はいつ頃出版されるのですか? 楽しみにしています。
マニアっ子さんへ
有り難うございます。
出版に関しては未定ですが、内容の細かい部分を少しずつでもブログで綴って行きたいと思っております。 |
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