萩原芳樹のブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
その頃、私が住んでいたのは「清風荘」という木造三階建ての違法建築のアパ-トだった。
三階のベランダには、わずかな屋上スペ-スがあって、洗濯物の物干し場になっていた。 洗濯機なんて勿論持っていない住民ばかりなので、炊事場で手洗いをして洗濯物を干すのである。 私の部屋は、その物干し場のすぐ近くの部屋だった。 相変わらず、三宅は部屋によく遊びに来ていた。 それも、常識外れの深夜に突然来たりする。 私は、良いのだが、アパ-トの管理人に注意された。 「萩原さん、深夜の来客はいいとしても、ドタドタと大きな足音を立てないでくださいな」と。 私は「夜中に来る時は、そっと足音をさせないように」と、注意した。 三宅は、「ゴメンゴメン、足音を立てんように階段上って来るわ」と。 しかし、この行為が裏目に出てしまった。 その頃、屋上の物干し場から、女性の下着が盗まれるという事件が続いて起こっていた。 管理人は、何とか犯人を見つけようとする。 そんな時、深夜に現れた三宅が、物音を立てまいと、忍び足で階段を上っていたところを管理人に発見された。 その忍び足は、下着泥棒と間違われても仕方ない歩き方だったようだ。 管理人に見つかった。 「あんたか!下着泥棒は!」 「違いますて!」 そんな騒ぎを聞きつけて私が現場に行き、三宅が下着泥棒ではないことを管理人に説得した。 が、管理人はまだ疑っている様子だった。 「三宅、静かに来いとは言うたけど、泥棒みたいな忍び足で来るな!」 深夜に私は呆れて怒ってしまった。 ちなみに、この下着泥棒、女モノのパンティと間違えて、私の花柄の派手なブリ-フも何枚が盗んで行きやがった。 私のブリ-フを盗んでどうするんや!アホ! PR |
カレンダー
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
萩原芳樹
性別:
非公開
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析
カウンター
忍者アナライズ
忍者アナライズ
カウンター
|