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萩原芳樹のブログ
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忍者は様々な武器を使っていたようですが、その中の一つに「焙烙火矢(ほうろくひや)」と呼ばれる手榴弾があります。

焙烙と呼ばれる素焼きの手のひらサイズの半円形の中に、火薬を詰め込み、これを二つ合わせて球状にし、縄で十文字にくくりつけます。
そして、中の火薬からは火縄をはわせて、その火縄に火をつけて投げる訳です。

投げずに火縄を長くして、その場に置いておけば(隠しておけば)時限爆弾としても使えたそうです。

種子島に鉄砲が伝わったことで、火薬を使ったこんな手榴弾ができた訳ですが、実はそれ以前からも、伊賀忍者達は火薬を使っていたようです。

火薬は、硝石、硫黄、炭が原料となる訳ですが、硫黄や炭はいいとして、硝石は日本では採れません。

そこで、糞尿と草木を混ぜてバクテリアで発酵させ、硝石を抽出していたとか。
まるで科学者ですね。

今回の「女忍のブル-ス」でも、この武器「焙烙火矢」が劇中に登場します。(本物を使う訳ではないですが)

徳富啓太さん演じる「毒蛇の弥平次」は、このような武器作りを得意とする科学者のような忍者です。
お楽しみに1

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