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萩原芳樹のブログ
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千吉は、すでに新コンビを組むことを決めていた相方を、おまんに紹介した。
聞けば漫才は素人で、昨日まで「ゴ-ゴ-クラブ」で踊っていたというバカ丸出しの若い女性であった。
「初めまして、モンロ-です!」
そのバカ女は高飛車な挨拶をした。
「モンロ-?」
突然の名乗りに驚くおまん。
「へえ、この子がモンロ-で、私がマリリン。二人合わせてマリリン・モンロ-です」
「アホくさ」
おまんは呆れて言葉も出ない。

つまり千吉は、「マリリン・モンロ-」というコンビで再スタ-トしようとしていたのだが、このコンビ、余りにも企画漫才の度が過ぎるという奴であった。
千吉が女装をして、一見女同士のように見せかけて、実は千吉(マリリン)は男であった・・というのが千吉の狙いであった。

千吉は普段から男色家で、夜な夜な女装をしてネオン街を歩くことも多かった。
そこで、自分の趣味と実益をかねて、こんな漫才スタイルを考案したらしいのである。

「勝手にしたらええがな!」
おまんは捨てゼリフを吐いて、さっさと楽屋を出て行ってしまった。

らん子は、この様子に全く口を挟むことはできなかった。
しかし、千吉が考案した邪道漫才は、とりあえずは人気になるのであった。

昭和47年の寄席の世界は新旧交代の時期でもあった。
そんなドサクサに、明らかな邪道漫才でも一瞬新しく見えたのかも知れない。
実際、この年吉本の新人コンビであった「B&B」の漫才も、邪道漫才であった。
どんな邪道かと言うと、片方が本当にセリフを忘れたかのように見せて笑いを取るという最低な邪道漫才で、やはり一瞬脚光を浴びたの訳である。
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