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萩原芳樹のブログ
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笑楽座の楽屋が何やら騒々しい。
三味線漫才の「おまん」が大声で相方の「千吉」に怒っていた。
「私とコンビ解消するて、どいうこっちゃ!」
「すんまへん、姉さん」

らん子が騒ぎに気付いて割って入った。
「いったいどないしはったんですか」
「どうもこうもないがな。この千吉いうたら、いきなり私とのコンビを解消したいて言い出しよったのや」
「コンビ解消?」
「へえ、おまん千吉のコンビは、もはや時代遅れかと思いまして」
千吉が上目使いで言った。
「時代遅れ?何を生意気なことを!」
おまんが千吉に掴みかかった。
らん子がそれを制して、
「千吉さん、いったいどういうことですか?」

千吉は言いにくそうに重い口調で語り始めた。
ここ笑楽座の最近の客といえば、GS崩れの「フレンド2」目当ての若い女性が中心であった。
そんな若い女性客は、三味線に着物姿の「おまん千吉」をひと目見ただけで、舞台に注目せず隣りの客と平気で雑談したりする。
勿論三味線漫才は全くウケなかった。
そこで、千吉は思い切って「三味線捨てて、漫才のスタイル変えましょう」と提案したのだが、おまんは全く受けつけなかったらしい。

実際昭和47年頃といえば、それまで楽器を手にした音曲漫才が主流であったが、楽器を捨てて喋くりや動き中心の漫才スタイルに変更して行ったコンビも多い時代であった。

「私とコンビ解消して、千吉はどうしようと思うてるのや」
「ハイ・・・実は」
と、千吉は新しい相方をおまんに紹介することにした。
なんと新しい相方をすでに楽屋に呼んで来ていたのであった。

千吉が新しい相方とスタ-トさせようとしていた漫才スタイル、これがまたとてつもない異色漫才なのであった。

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