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萩原芳樹のブログ
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ノックの音に、「ひょっとしてヘンリ-が戻って来たのでは?」と、少し期待してドアを開けてみると、そこに立っていたのは「フレンド2」のミックであった。

「ヘンリ-は?」
ミックがキョロキョロするので、らん子はヘンリ-の書き置きの手紙をミックに見せた。
「そうか・・・ヘンリ-の奴・・・」
ミックは書き置きの手紙を握りしめて暫く考え込んでいるようであった。

「ミック、あんたはヘンリ-と同じ元ブラックタイガ-スのメンバ-やったな?」
ミックは、これまで余り喋ろうとはしなかったGS時代のことをポツリポツリと話し始めた。

プラックタイガ-スは、ボ-カルのテリ-の人気で持っていたグル-プであった。
ミックがベ-スで、ヘンリ-はリ-ドギタ-担当。
だが、ボ-カルのテリ-の人気一点張りでは、ワンパタ-ンで飽きられ始めていた。
そんな時、ヘンリ-が曲を作り、ミックとのツインボ-カルの曲も出そうと提案したらしいのである。

しかし、ボ-カルのテリ-は猛反対して、結局その曲はオクラ入りとなったらしい。
ヘンリ-は荒れ、麻薬に手を出した。

ブラックタイガ-スも、ヘンリ-の逮捕がキッスケで解散する。
そして、テリ-とミックは漫才コンビとして、寄席の世界に来たというのだ。

「僕はテリ-の言うことなら何でも聞く。だから、テリ-は僕を相方に選んだのでしょうね。でも、嫌なんです!これ以上テリ-の影で生きて行くことが嫌になったんです!」
ミックの語り口調は次第に熱くなり、やがて涙をボロボロこぽしながら、らん子に訴えた。

「人間って、表でずっと生きて行くタイプと、ずっと裏でばかり生きて行くタイプとがあるのですかね。けど、嫌なんです!これ以上テリ-の裏で生きて行くのが嫌になったんです!」

「そうか・・、ミックもずっと辛い思いをして来たのやなぁ」
と、らん子はミックに酒を勧めた。
二人して、四畳半の部屋で酒を飲み交わした。

翌日。
ミックは失踪していなくなってしまっていた。

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