萩原芳樹のブログ
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「キャバレ-哀歌」には、九州の筑豊出身の妙子(五十嵐サキ役)が登場していた。
筑豊の貧しい炭鉱から大阪に出て来て、女工として働き、工場を逃げ出してホステスになって行くという妙子。 昭和の時代のリアリティある背景として、妙子を登場人物にしたのだが、驚いた。 お客さんの中に、本当に筑豊出身の人がいて、芝居の上演中ずっと涙されていたらしい。 筑豊は悲しすぎる程の閉山の歴史を持つ。 そんなドンピシャなお客さんがいたことを知り、誠に申し訳ないと思った。 でも、そのお客さんは五十嵐サキの九州弁が上手なことで、懐かしさ一杯で感動されたとか・・・。 「キャバレ-哀歌」は、昭和の「あるある話」を目標に作った芝居であったが、ドンピシャすぎたことは良いことなのか悪いことなのか、複雑な心境だ。 「人の心の痛み」 これは、お笑い作家であるからこそ大切にしなければならないキ-ワ-ドなのである。 そんな思いやりの気持ちを持つことの根源には、勇気が必要である。 優しさと、正しい暴力・・・物作りはやはり奥が深い。 もっと脚本家として修行を積まなければならない。 PR |
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