萩原芳樹のブログ
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さて、婆ちゃんに東映の時代劇映画の封切り毎に連れて行ってもらっていたヨンちゃん。
まだ4歳なのに、時代劇の展開パタ-ンを掴んでしまったようだ。 当時子供の間で流行っていた遊びにベッタンがあった。 地方によってメンコと呼んでみたりするらしいが、姫路では「パッチン」と呼ばれていた遊びだ。 子供達は小遣いをもらうと駄菓子屋に駆け込み、パッチンを買う。 そして、勝負をするのだ。 単純に相手のをひっくり返したら勝ち。 相手のパッチンをもらえる。 ヨンちゃんは、パッチンこそ買うが、みんなと取り合い遊びをしたがらなかった。 パッチンの表の絵柄は、時代劇のスタ-になっているが多かった。 ヨンちゃんは、そんな時代劇スタ-のパッチンをズラリ並べては、一人勝手に物語りを作って、「一人パッチン」で時代劇スタ-達を戦わせたりしていた。 セリフも入っていた。 「くそ、生意気な。覚えてやがれ」等と。 友達と取り合うよりも、遙かに面白かったのであろう。 とにかく友達と遊ぶことをしなかったヨンちゃん。 共稼ぎの両親は心配して、表で遊べと叱るが、ヨンちゃんにとっては一人遊びの方が、ずっと楽しいのであった。 ある日、婆ちゃんが心配して、ペットを飼うことを両親に進言してくれた。 「何を飼いたい?」と聞かれたヨンちゃんは「ウサギ」と答えた。 ヨンちゃんはウサギを飼うことになった。 近くの野原で毎日ウサギの餌のクロ-バ-を摘んではウサギに与えた。 「カメも飼いたい」 またおねだりである。 ヨンちゃんは、ウサギだけでは物足りなかったようだ。 父親が、どこで捕まえて来たのか、泥カメを持ち帰って来た。 ウサギとカメ・・・どちらもヨンちゃんにとっては大切な宝物であった。 愛情を二つに分けて注ぎ込むことに悩んだ。 そして、カメの面倒を見ている時のことであった。 ウサギが逃げ出した。 ヨンちゃんは追いかけた・ しかし、ウサギは近所の路地に逃げ込んで姿は見当たらない。 ションボリして家に戻ると、なんと今度はカメもいなくなっているではないか。 ヨンちゃんは愕然となった。 ウサギとカメの競争かと思いきや、結局ウサギにもカメにも、ヨンちゃんは負けてしまったのである。 PR ![]()
無題
昭和という時代は大切な物(事)が豊かな時代だったと平成のデジタル時代を生きていてつくづくそう感じます。
今回の舞台は70歳の母、7歳の息子と観賞させて頂きました。 息子は前回同様、終始釘付けで、笑うツボでは思わず私が手で口を押さえてしまう程大爆笑で家に帰ると「ゾウさん」しか耳にした事がないのに他の歌をずっと口づさんでおりました。 先生が事実を探究し執筆されるのはその時を生きられた方々に対する敬愛からだったんだ…と思うと先生の舞台がなぜ温かいのかが納得出来ました。(偉そうにすみません) 先生の舞台はストーリーはもちろん、台詞(今回は歌も)が耳に(心に)残り、出演者の方々の衣装(息子は翌日もドレスについて語っておりました。)が目に飛び込み、最後にアクションで3Dになる…って感じがします。 実はブログコメントは苦手で(こんなに書いといて!?)普段は書きません。 でも出口のアンケート用紙ではとても伝えられなかったので。 コメントもこれを最後にあとはこっそり「ヨンちゃん」の行く末を母の気持ちで見守るように楽しみに拝見させて頂きたいと思います。 有難うございました。 次回作を楽しみにしております。♪
ミュウミュウさんへ
大変貴重なご感想、本当に有り難うございます。
次のステップへの励みになりました。 次回作、またこのプログでお伝えしますね。 ![]() |
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