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萩原芳樹のブログ
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ぽん子が持って来たTVの出演依頼のメモを見ると、ぴん子はそのメモを丸めて放り投げてしまった。
「何すんのよ、ぴん子。せっかく来た久しぶりのTVの仕事やで」
ぽん子がメモを拾って、大事そうにシワをのばす。

ぴん子が怒っているのは、TVの出演時間のことであった。
メモには、「ネタ時間5分。テ-マソングはカットでお願いします」と、書いてあった。

らん子が、そのメモを見て、
「ネタ時間5分て・・・。今までは持ち時間15分、少なくても8分はあったのに」

昭和47年頃までの演芸番組といえば、ベテランの持ち時間が15分。若手の場合は二つに割って7~8分というのが相場であった。
つまり劇場出番の時間に合わせて、TVでもたっぷりとネタを見せていたのであった。

しかし、演芸番組とはいえども視聴率を稼ぐ為に、この時代からTVでの持ち時間はどんどん短くなって行く。
演芸番組もバラエティ番組要素が強くなり、逆に演者の味わいがTVから消えて行くことになる訳である。

「ネタ時間が5分で、テ-マソングがカットやなんて、このTVの仕事、断わっとこう」
ぴん子が吐き捨てるように言った。
「ええっ?せっかくのTVの仕事やで」
「そないにTVに出たかったら、あんた等二人で出たらええ。うちは嫌やから」
「らん子、どうする?」
らん子に決断が迫られた。

「二人でなんか無理ですやんか。こまどり娘は3人揃ってこそ、こまどりです。ぴん子さんの言う通り、このTVの仕事断わっておきましょう」

こうしてTVの仕事依頼を断わることになった「こまどり娘」
しかし、このことが引き金となり、「こまどり娘」は大ピンチを迎えることになるのであった。
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