萩原芳樹のブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「キャバレ-哀歌」の劇中に、子供の頃の話が出て来ます。
昭和42年の芝居で、その登場人物の子供時代となると、昭和30年前後の話になります。 まだTVが普及していない時代、「紙芝居のおっちゃん」は、子供達の人気者でした。 毎日夕方になると近所の空き地にやって来て、まずは拍子木で「紙芝居のおっちゃんが来たでぇ!」とばかりに子供達に合図を送ります。 子供達は、我先にと10円玉を握りしめて、紙芝居を見に空き地に集まって来ます。 手にした10円を紙芝居のおっちゃんに渡すと、おっちゃんは紙芝居の台の薄汚れた木の引き出しに入った「サッカリン」だらけの訳のわからないお菓子を「ハイよ」と、手渡します。 つまり、その10円が紙芝居を見る為の入場料のようなものです。 子供達は、サッカリンだらけの駄菓子をパクつきながら、おっちゃんの紙芝居に食いつきます。 私も幼い頃だったので、記憶は確かではないのですが、紙芝居の内容は何だか意味不明のヒ-ロ-ものが多かったような気がします。 そして、一話完結ではなく、おっちゃんは「続きは、また明日!」と、さっさと帰ってしまうのです。 そんな紙芝居に「ただ見する子」の存在がありました。 おそらく小遣いの10円を親からもらえず、でも紙芝居は見たい。 そこで、電柱の影からこっそりと見ていたりしていたのでしょう。 「おっちゃん、あいつタダ見してるで!」 10円払った子供達は集団になって、タダ見している子のことを、紙芝居のおっちゃんにチクります。 すると、「タダ見はゆるさん!あっちへ行け!」 と、紙芝居のおっちゃんは、タダ見していた子供を追い払うのです。 こんな昭和のエピソ-ドも、今回の劇中に出てまいります。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
萩原芳樹
性別:
非公開
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析
カウンター
忍者アナライズ
忍者アナライズ
カウンター
|