萩原芳樹のブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
タカロア島で驚いたことの一つに、島の人達がとにかくやたら人なつっこくて、陽気であるということだ。
道ですれ違うだけで、ニコニコと手を振って挨拶してくれる。 これは、我々が日本からの客という訳ではなく、誰にでもそうであるようだ。 真珠の養殖場の経営はフランス人である。 タヒチはフランス領なので、フランス人が支配している。 養殖技術は、手先の器用な日本人しかできない。 そして、そのアシスタント作業を現地のタヒチアン達がやっている。 つまり、フランス~日本~タヒチという順に雇われている訳だ。 我々が訪れた作業場の他にも、タカロア島にはいくつもの黒真珠の養殖場があり、全て同じシステムらしい。 我々の訪れた養殖場のアシスタントをしていたのは、養殖場から50m程離れた小さな水上バンガロ-に住んでいる大きなタヒチアンの男であった。 我々が来て確か3日目の朝のことだった。 いくら待てども、そのアシスタントは仕事に来ない。 見れば、50m先の自分の小屋の前の桟橋でゴロ寝をしていて、大きな声で、こちらに向かって叫んで来た。 「ワシは、昨夜酒を飲み過ぎたから、今日は仕事はしないよ」と、平気で寝ているのである。 それを見た作業場の人達は、みんなで笑っていた。 のんきな土地柄なのである。 タヒチが何故今だに独立せず、「フレンチポリネシアン」と名乗り、フランス領になっているのか・・・。 私は、その理由がわかったような気がした。 戦う・・・ということをしない民族。 とにかくフレンドリ-で、みんなハッピ-なのである。 かの「キャプテンクック」がこの地を訪れた時、「ポリネシアン民族は、食べ物もくれる奴らで、決して襲っては来ない」と、船乗り達に教えたという。 地球上の民族全てが、ポリネシアンだったらいいなぁ・・・。 美しい海を見ながら、私はそんなことを考えたりしていた。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
萩原芳樹
性別:
非公開
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析
カウンター
忍者アナライズ
忍者アナライズ
カウンター
|