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萩原芳樹のブログ
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6月「ABCホ-ル」で公演いたします「キャバレ-哀歌」只今脚本の執筆中です。
このブログでも、いつものように「お芝居の予習」というか、芝居背景を少しずつ紹介いたいと思っております。

今回の設定は、昭和42年。
どんな年であったのか、まずはお話しましょう。

東京五輪が終わり、日本は「イザナギ景気」に沸いていた高度成長時代。
ビ-トルズが来日したのが、前年の昭和41年で、余りにも衝撃的だったのを記憶しております。
武道館に前座としたのが、「ブル-ジ-ンズ」と、「ドリフタ-ズ」でした。
「ブル-ジ-ンズ」というバンドは、寺内タケシさん率いるメンバ-で、日本のエレキバンドの草分け的存在でした。
後に「ワイルドワンズ」を結成する加瀬さんも、そのメンバ-。

つまり、ビ-トルズの反響が余りにも凄すぎて、そんな影響からなのか、日本に空前の「GSブ-ム」が巻き起こる訳です。

「ブル-コメッツ」「スパイダ-ズ」「タイガ-ス」が、この昭和42年に次々とスタ-ダムにのし上がって行く訳ですが、そんなGSブ-ムの原点となったのが、「音楽喫茶」と呼ばれていた当時のライブハウスの存在です。

大阪には、伝説の「ナンバ一番」というライブハウスが、すでに人気を得ていました。
京都出身の「タイガ-ス」のメンバ-は、「ファニ-ズ」という名前で、その「ナンバ一番」に出ていたところを渡辺プロにスカウトされ、上京してデビュ-となった訳です。

さて、その「ナンバ一番」には、大阪を代表するGSグル-プがトップの座に君臨しておりました。
「加賀哲也とリンド&リンダ-ス」というグル-プです。
彼等は後輩の「ファニ-ズ」の面倒を何かと見て来ました。
京都から来た彼等に天下茶屋のアパ-トを世話したり・・・。

その「リンド&リンダ-ス」のベ-シストであった宇野山さんが、今回の「キャバレ-哀歌」の音楽面を支えてくださいます。
どんな方なのか・・・。大変興味深い方なので、ゆっくりとご紹介して行きましょう。
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