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萩原芳樹のブログ
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キンクストンに到着した我々は、UCCの責任者である「長沢さん」ご夫婦と、まずは昼食を。

お二人は、見合い結婚らしいのですが、その見合い結婚がとんでもないので驚きました。

まずはジャマイカの長沢さんが、「日本の女性と結婚したい」ということで、写真や書類を日本に送って、見合い相手を募集。
そして、日本に帰って来た時に見合いをして、そそくさと結婚を決められたようです。
でも、長沢さんはすぐジャマイカに旅立たれてしまいます。

奥さんと二度目に会ったのが、日本での挙式。
挙式を終えた二人は、新婚旅行でハワイに立ち寄り、そのままジャマイカに来て、今を迎えたようです。
さすがに奥さんは、プンプンでした。
「萩原さん、こんな話信じられます?」
何しろ日本人のいない国なので、我々を相手に雄弁な奥さん。

婚約をして手紙をやりとりしている時、ジャマイカのご主人は、リゾ-ト地の絵はがきばかり送っていたようで、「こんな美しい島に嫁入りできるなんて」と、奥さんの胸も踊っていたようです。

しかし、いざ来てみると、ケンカばかりしているガラの悪い貧困な黒人社会であったことにビックリ。
そればかりではありません。奥さんは英語には自信があったようなのですが、この国の英語は少し違っていて、全く通用しなかったのです。

どう違うのかというと、つまり「スラング」の英語なのです。
何故この国の人達がそんな言葉を使うようになったのか・・・。
これには悲しい歴史があります。

アフリカから奴隷として連れて来られた先祖達。
自国の言葉で喋ると、厳しい監督にムチでしばかれたりします。
「教えた英語で喋るんだ!」
でも、奴隷達は、ヨ-ロッパ人の監督に聞かれたくないことが喋りたいのです。
「この監督はヒドイよなぁ」とか、「目を盗んで休むとするか」等々。

そこで彼等は、未熟な英語に見せかけて、独自のスラング英語を開発したという訳です。

まだ農園で現地の人達と逢ってないのに、私はこの時点で切なくなってしまいました。
そして、現地の人達と逢うと、もっともっと驚くべきことが待ち受けていたのです。

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