萩原芳樹のブログ
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さてさて、客席からビ-ル瓶を投げた上、舞台にまで上がって来たタチの悪い酔っぱらい客。
なんと私に殴りかかって来たではありませんか。 でも、酔っているので動きは鈍い。 その男の拳が私の顔面を捕らえる寸前、私はさも殴られたかのように「あ~っ!」と、叫んで先にぶっ倒れたのです。 そして、舞台にうずくまり、「も~いやっ!ア~ン!」と、泣き崩れる演技を。 まだ気付かない従業員や客は、それでも笑っていました。 一番敏感でなければならない筈のショ-マネ-ジャ-までが、大きな口を開けて笑っているのが見えました。 「ええ加減にせぇ!」 開き直った私は、真顔になり立ち上がりました。 「これだけショ-の邪魔されているのに誰か止めるなり、何とかしてくれよ!」 やっと席についていたホステスさんが、その酔っぱらいを客席に戻してくれた訳ですが。 まだステ-ジの残り時間は10分以上ありました。 一度シラケてしまった舞台ですが、最後までやるしかありません。 でも、席に戻されたその酔っぱらいは、まだ何やら叫び続けています。 「すみません。そっち半分の方には申し訳ないんですけど、何やらうるさいので、店の逆のこっち半分のお客さん相手に続けます」 と、うるさい酔っぱらいのいない方向に向かってステ-ジを続けました。 そして、ステ-ジが終わる瞬間、ものすごい拍手をいただいたのを覚えています。 「ひどい情況の中で、良くやった」と、他のお客さんやホステスさんは、私に大きな拍手をくださったのです。 とんでもないキャバレ-舞台の話。 21歳の思い出です。 お酒を飲んで暴力をふるうのは、本当にダメですよね。 動きが鈍くなっているので、必ず相手にかわされてしまいます。 PR |
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