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萩原芳樹のブログ
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昭和27年(1952年)8月2日、ヨンちゃんは、この世に「オギャア」と、出て来た。

生まれた場所は、姫路市神屋町といって、姫路城から1キロほど東に位置する所。
ヨンちゃんは、姫路城をずっと東の方向から眺めて育つことになる訳だが、姫路城は西南の方向から眺めると小天守も見えて美しく、ドラマの撮影などには、ほとんど西南から見た姫路城が使われている。

ヨンちゃんの眺めていた東から見る姫路城は最も醜いといわれている方角であるが、それでもヨンちゃんは姫路城を眺めることが大好きであった。

ヨンちゃんの生まれ育った神屋町の隣りに天神町という町があって、そこの「天神さん」の神主の息子さんが桂米朝師匠であることを子供の頃が聞いていた。
ヨンちゃんの七五三の写真も、その天神さんで撮られている。

後日、姫路城が世界遺産になった記念番組をNHKで放送することになった時、後に放送作家になったヨンちゃんが、ゲストの米朝師匠と、幼い頃から見ていた姫路城を眺めて一緒に歩いたことがあった。

当然育った家が近かったので、お互い子供の頃から見ていた姫路城は同じ醜い角度であり、ヨンちゃんは凄い嬉しかったようだ。

ヨンちゃんが姫路城を好きなのには理由があった。
母方のばあちゃんの先祖が、どうやら姫路城の家老職であったと幼い頃から聞かされたのが原因である。

そんなことを聞かされた子供は、プライドばかりが高くなる。
ヨンちゃんも、その口だったようだ。

ヨンちゃんの父親は国鉄職員(今のJR)で、母親は小学校の教員。
兄弟は三歳上の姉が一人。

父親の名前は萩原一一(かずいち)
単に7月11日生まれだから、そう名付けられたそうだが、この名前で後日ヨンちゃんは不幸な子と勘違いされてしまう。

というのも、学校の名簿の保護者欄に「一一」と書かれているのを見た友達が「ああ、この子は保護者すらいないんだ」と、同情されてしまうなんてこともあったようだ。

ヨンちゃんの名前は萩原芳樹・・・よくよく見れば全部草に絡む文字である。
姓名判断ではないが、こんな草食系の名前では、人との争いを避けるようになる人生も当然のこと。
名前という奴は、よくできている。

両親が共働きなこともあって、ヨンちゃんは隣家に住んでいた祖父と祖母によって育てられたといって良い。

ヨンちゃんの婆ちゃんは「みつゑ」という名前。
さすが元家老の家の出だけに上品な婆ちゃんであった。
でも、娯楽ごとが大好きな婆ちゃんで、まだ3歳くらいのヨンちゃんを東映の時代劇映画の封切りの度に連れて行った。

ヨンちゃんは、東映時代劇の影響を幼くして受け、現実を無視して常に空想の世界を楽しむ子供になって行ったのである。

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