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萩原芳樹のブログ
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こうして「R-1」は、今から8年前にスタ-トした。
予選の審査員は、さぞ「退屈地獄」と想像していたのだが、案外そうでもなかった。

というのも、当時まだ「ピン芸」というジャンルは浸透してなくて、ネタ作りから何から何までメチャクチャの素人さんが多かった。

とにかく「思いつくままに」自分の世界を表現する。
審査していて、それぞれの出場者の人生を垣間見れたような気がした。
「この子、実はイジメられて来たのだろうなぁ」とか。

「M-1」は、漫才なので、そんなことすら想像させてもらえないのだ。
漫才の審査は、簡単すぎる。
まず最低なのは、10秒でわかる。
「ああ、この人たちは、人前で漫才するのが初めてなのだろうな」というコンビ。
続いては、「人前で漫才した経験はあっても、ウケた経験がないのだろうな」という感想。
そして、「このコンビは、かなり人前で笑いを取った経験があるぞ」

この3種類が、本当に数十秒でわかる。
だから、あとの時間が退屈で仕方なかった。

それに比べて「R-1」は違った。
客は全く笑わないが、まるでノイロ-ゼのようなネタを見せられると、私はついつい笑いが止まらなくなったりしてしまったのだ。

笑いというものは不思議なものである。
一応の方程式はある。
でも、それは過去に爆笑モノであったネタを参考に分析しての結果的に出来た方程式。

前人未踏の「笑い」は、そんな方程式を無視している。
そんな中で、第一回「R-1」で、方程式を引用しつつも、新しいジャンルを開拓して来た何人かの出場者に出会ったことはショッキングであった。

第一回大会・・・本来なら優勝して当然であった「南野やじ」には、度肝を抜かれた。
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