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萩原芳樹のブログ
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どうして担任の先生がヨンちゃんのことを「町の子やから」と、まるで敵のごとく扱うのか・・・。

ヨンちゃんは、その謎をすぐに解明することができた。
転校して間もなく、一家で夕飯を食べていた時のことであった。

いつも穏やかなヨンちゃんのお母さんが、珍しく怒っていた。
「全く田舎の学校の先生は、生徒達の教育をどう考えているのかわからないわ!」
お母さんは、国鉄勤めのお父さんにボヤいていたのだが、ヨンちゃんはしっかり聞いていた。

姫路・・とて田舎町だが、そんな姫路の中でも、町中と田舎では教育方針に随分とギャップがあった。
ヨンちゃん本人も転校して驚いたのだが、「田植え」のシ-ズンには半ドンになって、午前中だけの授業で子供達は帰宅させられる。

農繁期なので、早く帰宅して家の田植えを手伝いなさい・・という意味らしいが。
しかし、その頃さすがに田舎といえども兼業農家ばかりで、農作業を本気で手伝う子供の数も減っていた。
いわば昔に作られた決まり事をダラダラと継続しているに過ぎなかった。

ヨンちゃんのお母さんは、そんな教育方針を変えようと、随分と職員会議で熱弁をふるったらしい。
その頃の姫路市の教員の配属はイビツで、町中の先生と、田舎専門の先生にハッキり別れていた。

つまり、ヨンちゃんが「町中から転校して来た特別な子」と、蔑視されるように、お母さんも他の先生方から「うっとうしい先生が来た」と、煙たがれていたのである。

確かに田舎の小学校の教育レベルは遅れていた。
ヨンちゃんも、転校してダントツにクラスのトップレベルになってしまう程。
(まぁこれはヨンちゃん「しめしめ」と、思ったらしいが)

だから「オマエの母親にクソ生意気なことばかり言われて、俺はむかついてるんや!」とばかりに、担任の先生はヨンちゃんに当たって来る。

しかし、ヨンちゃんのお母さんは強気だった。
「こんなクソ田舎になれすぎてくすぶっていたらダメ」
とばかりに、逆に町中の子とふれあう稽古事にどんどん通わせるようになった。

ヨンちゃんはピアノを習いに行くことになった。
それも、姫路の中でも、かなりお金持ちばかりが通う先生のところへ。
ヨンちゃんとクラスメ-トの間に、またまた距離が生じて来た。
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