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萩原芳樹のブログ
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昭和47年、「ヤングお-お-」を中心に関西はお笑いブ-ムのまっただ中でした。

その頃私は「B&B」として花月の舞台に立っていました。

あれは確か読売TVのコメディ番組でした。
憧れの可朝師匠と共演することができたのです。
役は可朝師匠が社長で、私はその秘書。
喜んで台本を手にすると、台本に私のセリフはありませんでした。
ただ秘書として社長の後ろに立っているだけの役。
「これじゃTVに出ている意味がないなぁ」と思った私はリハ-サルで勝手にセリフを作ってやったところ、
「オマエは喋らんでええ!」と、ディレクタ-から叱られる始末。

ヘコんで楽屋にいると、「何かやりたいんやろ?」と、可朝師匠が声をかけてくださいました。
「こうボケてみ。ワシが突っ込んだるから」
と、可朝師匠から、おいしいホケを提供していただいたのです。

結果、本番は爆笑。
無名の新人にこっそりアドバイスをされる優しさには本当に感謝・感謝でした。

そんな可朝師匠をモデルにした役が「お茶子のブル-ス」に登場します。
サブロ-さん、こだまさん、阪神さん、おさむさん、まさとさん、きん枝さんが日替わりのその役を演じてくださいます。
お楽しみに!

昨年は「らん子のブル-ス」で、昭和の女芸人の人生を三部作でお送りしましたが、
そのお芝居の中で、「フレンド2」というグル-プサウンズ崩れの漫才コンビを登場させました。
実はその「フレンド2」のモデルは「北京一京二」という私達と同期の漫才コンビです。
次回は「北京一京二」について述べることにしましょうか。





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