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萩原芳樹のブログ
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ヨンちゃん一家が引っ越すことになった。
ヨンちゃんが小学2年の二学期のことである。

新築の家に住むのは心地よく、ヨンちゃんの部屋も8畳と3畳の二間続きを与えられたので、のびのび気分だった。

しかし、学年の途中だったので、ヨンちゃんは半年間ランドセルを背負って、汽車に乗って通学することになった。

播但線という田舎の路線で3駅を毎日ランドセルを背負って通うのである。

「京口」という駅で、友達とサヨナラをして、ヨンちゃんは汽車に乗る。
友達と遊びたいが、家が遠いのでそうもいかない。

でも、家に帰ると待ってくれているのは愛犬のマリだけだった。
両親は共稼ぎで帰りは遅く、姉も上級生なので帰りは遅かった。

帰宅しても一人寂しいので、婆ちゃんの家で遊んで帰ることも、しばしば。
婆ちゃん宅で夕飯をご馳走になり、夜9時を過ぎて帰宅したこともあった。
当然ヨンちゃんは両親に思いっきり叱られた。

当時ヨンちゃんが通っていた汽車は、まだ蒸気機関車。
デッキの扉は開いたまま走っている。
ヨンちゃんは、デッキに立つのが好きだった。
風を受けられるのが楽しい。

そして、降りる時は、列車が止まる直前に飛び降りをした。
着地が見事に決まった時は、ヒ-ロ-のようで気持ち良かった。

この飛び降り・・・日が経つにつれ、どんどん冒険心で加速して行った。
つまり、まだ列車がかなりのスピ-ドなのに飛び降りを試みる。
成功するので、飛び降りのタイミングがどんどん早くなって行く。

そんなある日のことだった。
列車はまだ猛スピ-ドでホ-ムに滑り込んだ瞬間のことだった。
ヨンちゃんは勇気を出して飛び降りてみた。

と、ランドセルを背負ったヨンちゃんがホ-ムでコロコロと何回転も。
驚いた駅員さんが走って来て、
「大丈夫か?危ないことすんな!」と。

幸いケガはなかったが、ヨンちゃんは思った。
「やはり人間のする冒険には限界がある・・・」と。


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