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萩原芳樹のブログ
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暫くの間、このブログをサボって申し訳ありませんでした。

さて、今回から綴ろうと思っておりますのは、私が作家になる以前に作った物語です。
当時8ミリ作品にする予定でしたが、そんな余裕もなくオクラ入りした物語です。

(物語)
「松の木、甚兵衛」は、その山の中でも際だって醜い形の松であった。
人間の居住地に生息している松の木は、人間の手によって美しい形にされる。
しかし、山の中に自然に生えている松は違う。

「あ~あ、僕なんぞは所詮どうしようもない一生になるんだ」
松の木甚兵衛は、自分の醜さにふてくされていた。
「このまま、この山の中で一生過ごすことになるのかな。つまらない松の一生だ、全く」

そんなある日、甚兵衛の同級生である「杉の木、弥太郎」が、切られて行った。
「杉の木、弥太郎君は立派な杉だったので、どこかの豪邸の柱に就職先が決まったらしいわよ」
近所のオバサン木々が、そんな噂をしていた。

甚平がヤケになっいた時のことであった。
ある日突然、キコリのオジサンが来て、甚平を切り始めたのである。

「痛いっ!何すんだよ!僕をどうしようというんだよ!」
松の木甚兵衛は、切られてトラックに乗せられた。
そして、製紙工場へと運ばれて行く。

「ええっ?僕・・・いきなり紙にされるのかよ!確かに醜いけど松として認めてくれてもいいじゃないか!」

甚平は、大好きだった婆ちゃんの言葉を思い出していた。
「木の運命はな、紙にされたらおしまいよ。粉々にされて、姿形も変えられてしまう」

そして、甚平は紙にされてしまったのだが・・・
           ~続く~
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