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萩原芳樹のブログ
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俊市郎と私とで、初めての漫才を突然することになった。

中学一年の夏休み、一年全員でキャンプがあり、その夜のことだった。
食事の後、先生が「誰か何か芸をやれよ」と。
全員シ-ンとなる。
その時である。
「俊市郎君とヨンちゃん(私)は漫才やってる」と、誰かが大声で。
拍手が起こった。

「どうする?」
私が言うと、俊市郎は尻込みをしていた。
「面白そうやな、やってくれよ」と、先生。
また拍手が起こる。

「しゃあないな、やるか」と、私が腰を上げようとしたが、俊市郎はまだ尻込みをしていた。
「先週の『てなもんや』を二人で再現するだけでええやないか」
そう私が言うと、
「それは嫌や」と。
「どうする?この状況では引っ込みつかんで」と、私が無理矢理引っ張り出そうとすると、俊市郎が何やら考えごとをしているかのようだった。

「わかった。やろうか」
やっと俊市郎が重い腰を上げた。
二人して宴会場の舞台に上がる。
とりあえず私が「僕らTVの真似事してただけで、漫才なんかしたことないんです。ネタなんか当然ないし・・・。なぁ、君も何か言えよ」
そう話を始めると、俊市郎が突然「プ-」と一言。

場内、まずは大爆笑。
「何がプ-やねんな」と、私が応えると、また俊市郎の口からは
「プ-!」
「プ-プ-ばっかりでは意味わからんわ」
「そうか?実はオナラだけで会話をしている国があるんですよ」
「どこやそこ?」
「へ~こく帝国いう国なんですけどね」
俊市郎の口からは、屁で会話する国の様子がどんどん出て来る。
彼は単なる思いつきで喋っているのか、それとも以前から暖めていたネタなのか、とにかく彼が一言喋る度に大爆笑となる。

特に女生徒は大爆笑だった。
というのも、イケメンの彼は普段からモテモテ。
そんな憧れのイケメンが屁のネタを始めたので皆ビックリしたと思う。
ちょうどスマップがコントをするようなものだ。

私はついて行くのに必死であった。
そんなアドリブ漫才が30分程続き、爆笑と拍手の嵐の中、二人は舞台から下りた。

生まれて初めての漫才体験は、相方のアドリブボケに、ただただついて行くだけのツッコミ役で終わったのであった。
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