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萩原芳樹のブログ
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玉出に、「開運湯」という銭湯があった。
当時の私のアパ-トには風呂がなかったので、その「開運湯」によく通っていた。

銭湯の風呂桶には、全て何故か「ケロリン」のマ-クがあり、体を洗っている客の背中にも、いろんな模様があった人の多かった銭湯である。

しかし、この「銭湯」は私にとって、金を生む場所でもあった。
ある日のこと、脱衣場で見知らぬ男から声をかけられた。
「あんた、俊市郎君の友達でしょう? 僕、すぐそこのパチンコ屋の息子なんです」と。
「ああ、あのパチンコ屋さんなら、よく行きますよ」と、答えると、
「じゃあ、風呂上がりに来てください。玉が出るようにしておきますから」と。

何だか狐に騙されたような気持ちで、本当に銭湯の帰りに、そのパチンコ屋に寄ってみた。
すると、出るではないか、出るではないか・・・。

私は、その銭湯の息子とは、風呂場で出会っただけ。
息子は、私がどの台で打つのか、どこかで監視していたのかも知れないが、不思議であった。
とにかくバカバカ出るのである。

「ありがとう」と、言おうにも、息子さんの居所はわからない。
結局、二千円ほど勝ったところで、そそくさと帰った思い出がある。

さて、その「開運湯」という銭湯には、よく落語家さんが来ていた。
近所に「桂小文枝師匠(後の文枝師匠)」の家があったので、お弟子さん達が、よく来られていた銭湯でもあった。

落語家さんのお弟子さんにとっては、銭湯が一息つける場所であったかも知れない。
私と同期の「文太」は、いつも長い間湯船につかっていた。

そんなある日、脱衣場で「文珍さん」と、遭遇した。
「ヤングお-お-」で、知り合いだった仲で、いわば若手タレント同士が銭湯で遭遇するというのも妙な話だが。

文珍さんは開口一番「ええとこで会うた。明日から君に仕事を頼みたいのや」と。

さてさて、文珍さんから依頼された仕事とは・・・。
昭和ならではの仕事だったのです。



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