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萩原芳樹のブログ
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「お茶子のブル-ス」続いてご紹介する登場人物は「西山リリ-」という女芸人です。

リリ-は古いタイプの芸人で、三味線片手に音曲漫才をやっている訳ですが、
これがまた昼間から酒びたりという、どうしようもない女芸人なのです。

リリ-は「西山八郎」(林家染雀)と、コンビを組んでいる訳ですが、
このコンビ名が「姉さまキングス」
そうなんです。実在するユニット名をそのまま使わせてもらっています。

「姉さまキングス」は、「桂あやめ」さんと「林家染雀」さんが、三味線とバラライカを手に「都々逸」や「シャンソン」を歌うという、落語家二人の変わったユニットです。

「今の寄席では、見ることのできない音曲漫才をやりたい」という思いから、こんなユニットが誕生したらしいのですが、今回のお芝居と余りにもマッチするので、そのまま使わせてもらいました。
勿論お二人の本ネタも、劇中劇として。

さて、そんな「西山リリー」を演じる「桂あやめ」さんの話をしましょう。
 
「桂あやめ」という名前は、彼女の師匠の亡き「桂文枝」師匠の前座名。
つまり、師匠はかつて自分が名乗っていた名を、あやめさんにプレゼントされた訳です。
あやめさんは、このことに喜びを感じ、「私の落語人生は最後まで『桂あやめ』ですわ」と、おっしゃっていました。それ程亡き師匠のことが大好きだったのでしょうね。

落語の世界で女性の存在は貴重です。
というのも、古典落語のハナシに登場するのは、ほとんどが男。なので、女性が古典落語を演じるのは無理とまで、言われて来ていました。
しかし、彼女は登場人物を男から女に変えたりと、随分研究され、女が演じる古典落語を日々掘り下げて研究されています。
ホントに研究熱心なお人なのです。

お芝居の方でもそうです。
昨年「らん子のブルース」三部作では「柳流亭おまん」という女芸人の役をやっていただきましたが、
これがまた大変研究熱心。

どんなことかと申しますと、普通役者さんは脚本をもらうと「セリフをしっかり覚えて、その人物の心理を読み演技に取り入れます」

ところが彼女のすることといえば、それ以上のこと。
完結編で、里見まさとさん演じる「笑楽」というベテラン芸人と再会するシーンがありました。
脚本では「お久しぶりです」程度のセリフなのですが、彼女の場合、ここから奥深く考えます。
「おまんは、以前に笑楽師匠と一度だけ鍋食べに連れて行ってもらったことがあると思うんですわ」と、私に話ししてくれたことがありました。
「その鍋は、てっちりやと思います。おまんは、もし誘われたら体を許してもええかなとまで思うたのですが、その次連れて行ってもらった店のママと、笑楽師匠がエエ仲やと感じ、身を引いたんやと思いますわ」

まさに女流落語家「桂あやめ」さんは深い!
そして、脚本家にとっては、嬉しい嬉しい役者さんでもあるのです!
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