萩原芳樹のブログ
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一昨日、テニスの試合があった。
私は2年前から、テニススク-ルに通っている。 きっかけは、ゴルフのドライバ-の飛距離が落ちたので、足腰を鍛える為に始めただけだった。 ところが、ミイラ取りがミイラになった。 テニスの腕前が上達して行くことを感じる度に夢中になる。 そして、「試合に出てみたい」と、野望がメラメラ燃えて来る。 神戸でやっている大会を見つけて応募してみた。 私が申し込んだのは、Bクラスといって、テニス歴5年以下の初級クラスの試合。 6名定員の大会だが、申し込みは4名という寂しさ。 でも、人数が少ない分「総当たりのリ-グ戦」 初めての対外試合。しかも、シングルスである。 3試合も、シングルスで戦う体力があるのか心配だった。 スク-ルのコ-チに相談してみた。 「今度シングルスの試合に出るのですけど、どの位疲れるものですかね?」と。 するとコ-チは、こう答えた。 「初めての試合でしょう?疲れませんよ。疲れる前に、何もできないまま負けますから」 ムカついた。 「絶対に一勝位はしてやろう!」 そして、この一ヶ月テニス三昧の日々であった。 試合当日の朝、古傷の左膝に痛みを感じ始めていた。 練習のやりすぎだ。 でも、ここで引き下がる訳には行かない。 こうして試合のテニス場へと。 56歳で初シングルスに出場する私のことを心配したのか、興味本位なのか、弟子の青木君が応援に来てくれた。 出場者が紹介された。 私の他の3人は、20代~30代。こんな若者達と、真剣勝負をしなければならない。 私の初戦の相手が告げられた。 どう見ても大学生かなと思う「イキリ」の兄ちゃんで、可愛い彼女を連れて来ていた。 「お手やわらかに」そう私が告げて、試合は始まった。 まずは相手サ-ブから。 思ったよりも強烈なサ-ブ。 1ゲ-ム目を私はあっさりと落としてしまった。 「コ-チの言った通りに、このままズルズルと何もできないまま終わってしまうのだろうか」 しかし、次の私のサ-ブで私はあっさりとポイントを奪って、1対1に。 この時私は察した。 「こいつのテニスは荒い。ミスさえ誘えば必ず勝てる」と。 試合は接戦となり、5対5でファイナルゲ-ムを迎えた。 (1セット、タイブレイクなしのル-ル) 相手はムキになっていた。 「こんなオッサンに負けてたまるか!」 可愛い彼女まで連れて来て、みっともない真似はできない・・・そう顔に書いてあった。 ここで私は心理作戦に出た。 「青木、もう疲れたわ。適当に辞めて、早く家に帰ってビ-ル飲みながらしゃぶしゃぶ食べたいわ」と、大声で叫んだ。 相手の顔が引きつるのがわかった。 「なめやがって!」そう顔に書いてあった。 私はニタニタしたままプレ-を再会した。 結局ファイナルは相手がミスを連発して、私は勝利した。 私はニヤリと笑ってこう言った。 「凄いサ-ブをされるのに、もったいなかったですね」と。 奴は可愛い彼女にも無言のままだった。 56歳というのに、私は実に大人げない男である。 でも、この時痛めていた左膝に激痛が走り出し、ファ-ストサ-ブでも、すでにジャンプすらできない状態にまでなっていた。 大会本部に「すみません。膝を故障したので、棄権させてもらえませんか」と、言ったところ、 「困りますよ。次の試合に勝てば優勝もあり得るのですから」と。 もう戦う気力も、体力もなくなっていた。 その試合に1時間もかけていたのである。 56歳のオッサンが、1時間コ-トの中を走りまわるのは、やはりハ-ド過ぎた。 結局、2試合目はあっさりと負けて、今度こそ棄権を認めてもらって帰宅。 やはり56歳で、シングルスの試合に出るのは無謀だった。 しかし、ふとサブロ-さんのことが脳裏に浮かんだ。 私より3歳下の53歳で、今月また百キロマラソンを走ろうとしている。 その素晴らしさを私は改めて実感してしまったのである。 *すみません。本日はテニス試合で勝った私の自慢だけでした。 *次回から、また通常のブログの続編をやります。 PR |
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