忍者ブログ
萩原芳樹のブログ
[142] [141] [140] [139] [138] [137] [136] [135] [134] [133] [132]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「このまま40歳になったら、どうしよう・・・」
10坪の店を続けて行く不安と、「優勝すれば大金が入る」と思って応募した脚本募集。

私は脚本家に転向する決意をしました。
夜、妻が子供を寝かしつけて自分も寝ようとした時、
「俺、商売やめて東京に行こうと思ってる」と。

「東京へ?何するつもり?」
「脚本家になろうと思うてる」
「ええっ?確かにあんたの発想は面白いと思うけど、脚本家になんかなれるの?」
「わからん・・・けど、最低でも、お笑いの本を書いたら喰って行けるやろ」

こうして店をたたんで脚本家として東京でスタ-トする準備を。
「最低でも、お笑いの本・・・」とは、随分生意気ですよね。
今こうして「最低でも・・・」の仕事にありつけているのですから。

東京に行って、以前お世話になった方々を訪ね歩くことに。
渡辺プロの方から、日活のプロデュ-サ-を紹介してもらい、いきなり映画を一本書かせてもらえる話になりました。
(その頃の日活は「ロマンポルノ」)
私はポルノ映画を一度も観たことがなかったので、慌てて観に行くことに。

そして、昔TVのレギュラ-に私を推薦してくれた方のところへ。
脚本の仕事探しのつもりだったのですが、その当時「マンザイブ-ム」のまっただ中で、「脚本よりも、コントを書いてくれないかなぁ」と。
その方は、制作会社の社長になっていて、紳助竜介、サブロ-シロ-をレギュラ-にしたコント番組「コケてたまるか」という番組をスタ-トさせたばかりだったのです。

店を辞めて上京しても、何とかなりそうになって来ました。
しかし、母親には何と言おうかと戸惑っていました。
「父が他界し、母を一人にさせない為に帰郷した自分。今更どう話をしようか」と。

「最近店の経営状態が悪いので、店を一度思い切って閉めて、2~3年東京で商売の勉強して来るわ」と、ガッカリさせない為のウソを。

そして、妻と4歳と1歳の子供を連れて、私はまたまた人生の再スタ-トをすることになったのです。

でも、いざ東京に引っ越してみると、「ええっ?話が違う!」という出来事が起こっていたのです。
PR


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[10/11 バーバリー 公式]
最新TB
プロフィール
HN:
萩原芳樹
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析
カウンター
忍者アナライズ
忍者アナライズ
カウンター