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萩原芳樹のブログ
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さて、「日活ロマンポルノ」の私のデビュ-作品についてお話します。

私と組んだ監督は、「山本晋也」監督の一番弟子で、監督デビュ-作品でもありました。

日活映画は、まず企画段階で、「企画部」の方からテ-マを告げられ、そのテ-マに添って脚本を書き、映画が作られることになります。

この企画打ち合わせというのが随分と恥ずかしいモノで、後に「山本晋也」監督と私が組んだ時、乃木坂のオシャレなカフェで、
「萩原君、今回は難しいテ-マだから、しっかり書いてくれよ。テ-マは『ダッチワイフ』だ!」と、大きな声で言われたのです。
周囲の客は、何の会話をしているんだろう・・・と、怪しげに注目されたこともありました。

さて、デビュ-作のテ-マは「保険」でした。
生命保険の勧誘の為に、男に肌を許す女・・・という話を書いてほしいと。

乃木坂の「日活」を後にすると、監督が、
「バカバカしい。あんな企画部の言うことなんか無視してくださいよ」と、私を横浜に連れて行ったのです。

その監督は自分がメガホンを手にした時、撮影場所にしようと以前から考えていた横浜の裏通りへ。
そこは以前、東映のハ-ドボイルド映画で撮影された場所とか。

監督と二人で、その辺りをブラついていると、ハ-ドボイルドの匂いがして来るのです。
「この川に殺された女が浮かんだりして・・・」とか、二人で思いつくままに、現場を見て湧いて来たイメ-ジを語り合いました。

そして私の書いた脚本は、「日活ロマンポルノ」とは、ほど遠い「ハ-ドボイルド映画」
その脚本を持って「日活」に行ったところ、ビリビリに破られてしまいました。

でも、監督から電話があって、「基本的に、そのままの脚本で進めてください。僕は大変気に入ってるんです」と。

そして、完成した映画の試写を見て、またまた企画部の人は大激怒。
「裸がほとんど登場しないじゃないの!こんな映画ダメ!」と。

結局仕上がった作品に、裸のシ-ンを追撮して差し込み、予定通り封切りとなりました。

「日活ロマンポルノ」は裸が絶対条件なのに、監督も私も無視して、ついつい自分達のやりたい映画を作ろうとしてしまったのです。
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