萩原芳樹のブログ
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キャロルの司会の当日。
本番前に、メンバ-が楽屋入りしたのですが、服装も地味だし、髪の毛もボサボサの状態。 「えっ?これがキャロルなの?」と、思っていたら、「本番10分前です!」の声に反応して、メンバ-は見事なリ-ゼントスタイルに変身です。 私は、いざステ-ジへ。 私がキャロルを紹介しようした段階で、もう客席は狂乱状態に。 「ギャ-!」という声で、私も自分が何を喋っているのか全く聞き取れない状態です。 「うん?これはもしや楽なのでは?」と、私はズルイ心理状態に。 つまり、私が何を喋ろうと、客はギャ-ギャ-騒ぐだけ。 ならば、「意味不明のことを叫び続けてみようか」と、私の発した言葉は全て意味不明の英単語の連発。 そして最後に「ファンキ-モンキ-ベイビ-!」と、叫ぶと、客席の興奮は絶頂に。 キャロルのメンバ-が、登場して「ファンキ-モンキ-ベイビ-」が始まりました。 私は、楽屋に戻って「やれやれ」と。 「何を喋ってもギャ-ギャ-の客って、ホントに楽やなぁ」と、思っていました。 すると、直後にとんでもないことが起こったのです。 ボ-カルの矢沢さんが、「ノラねぇ」と、一曲でステ-ジから、下りて来てしまったのです。 勿論メンバ-全員、ステ-ジを下りて楽屋へ。 関係者や、マネ-ジャ-は、大慌て。 「団ちゃん、とにかく舞台をつないで来てよ」と、マネ-ジャ-。 困りました。 「どうやって、つないだらいいのですか?」と、聞くと、 「そんなこと、自分で考えてよ」と、とりあえずは私をステ-ジに送り出し、マネ-ジャ-は、もう一度メンバ-にステ-ジへ上がってもらえるよう説得しようとしていました。 ステ-ジに上がりました。 そこは、針のむしろ。 せっかくのキャロルが、早々に引っ込んでしまい、ノコノコと現れた司会者に全員冷たい表情。 前列には、ヤンキ-バリバリの連中が腕組みして立ってしました。 でも、何故か私には少々の自信があったのです。 というのも、当時ブレイクしていた「ペドロ&カブリシャス」のステ-ジの司会を任された時、メンバ-が一時間も遅れて、私が漫談と勝手なゲ-ムコ-ナ-で、バッチリ一時間をつなげたと自信があったからなのです。 しかし、キャロルの客は違いました。 その時、とっさに思いついたネタが、花月で以前見ていた「滝あきら」さんの漫談ネタ。 なんと、そんなベタな漫談ネタを、いきなりやってしまったのでした。 「最近の若い女の子、ホットパンツちゅうのを、よくはいていますが、あのホットパンツ、女の子がはくのに、前にチャックついてるんですね。 男やったら、わかります。ポロンと出すモンがあるから。けど、出すモンもないのに、何でチャックがあるのか、私聞いてみたんですわ。 出すモンないのに、何で前にチャックあるのや? と聞くと、出すモンないけど、時々入れるモンある・・・あのねぇ」 滝あきらさんが、花月でされていた時は、ここで爆笑でした。 でも、時と場合が違いすぎました。 「あのねぇ・・・」と、一応オチを言った瞬間・・・。 「何なんだよぉ!テメエ!」と、前のヤンキ-客が。 でも、私も負けてはいません。 「この間、電車に乗りますと・・・」と、喋り始めると・・・ 「知らねぇよ!オメエが電車にいつ乗ったかなんて!」と、また前のヤンキ-客からのダメ出しが。 当たり前です。せっかく楽しみにキャロルを見に来ていたのに、一曲で下りてしまい、訳のわからない司会者が突然の漫談を始めたのですから。 それも、コテコテの大阪弁。 場内は異様な空気のまま時間だけが流れました。 いつ「引っ込んでイイよ」という合図があるかと、ステ-ジの袖をずっと気にしていましたが、結局30分近くも、私の漫談ショ-を続けるしかありませんでした。 結局次のバンドにタッチして、楽屋に戻ると、キャロルの姿はなし。 でも、マネ-ジャ-は、私の肩を叩いて「ご苦労さん」と、言ってくださいました。 そして、「君は売れるよ!いや、売りたいなぁ。そうだ!もっと強烈なキャラクタ-を作ってみようか」と。 こうして、キャロルのマネ-ジャ-に提案されたアイデアが「ヘンテコマン」という強烈なキャラクタ-でした。 「ヘンテコマン」・・・いったいどんなキャラクタ-で、どうやって世間にアピ-ルして行くのか・・・。 キャロルのマネ-ジャ-には、すでにそのブランが出来上がっていました。 そして私は、「ヘンテコマン」の道を歩むことになる訳ですが・・・。 またまた続きます。 PR |
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