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萩原芳樹のブログ
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今日、ちょっとした用があり、久しぶりに帰省。
駅前を何年かぶりにブラついてみた。

私は、高校卒業まで姫路にいて、その後23歳~28歳までまた姫路で暮らしていた。
25歳が28歳までは、姫路の駅前で婦人服の店を経営していた。

姫路に戻る時、必ず元店のあった付近に車を駐車してしまう。
私の店の後は、その後何年か「メンズビギ」になっていたが、今は普通のビルになってしまっている。
隣りにあった元映画館は、今ではホテルに。
逆隣りにあったソ-プ後は、今も風俗店になっていた。

姫路駅前の風景も随分変わったものだ。
しかし、元店の向かいにあった豆腐屋さんと、理髪店はそのままだった。

小腹が空いたので、30年前の記憶を頼りに駅はずれの小さなラ-メン屋へ。
ここは屋台のラ-メン屋から独立したお店で、ここのラ-メンは姫路の屋台ラ-メンの味が残っているのだ。
久しぶりに食べてみてショックだった。
30年前、あれだけ好きだったラ-メンが、そんなに美味しくないのである。
店の大将は昔のまま。ということは、この30年の間に、私はもっともっと美味しいラーメンを食べていたということなのだろうか。

元店の近くにある老夫婦がやっている小さな喫茶店に立ち寄ってみた。
昔何かと、よくお世話になったご夫婦である。
75歳のマスターは、元気な笑顔で迎えてくれた。
美人のママも、70歳位だと思うのに、50代に見えた。

「新聞見たで。京橋花月の芝居、どうやった?」
開口一番の挨拶代わりの言葉。
新聞を見て、「お茶子のブルース」のことを知ってくれていたらしい。
私は「しまった!」と、思った。
TVのスタッフロールに私の名前を見つけては、今でも喜んでくれているご夫婦。「せめて招待状でも送るべきだった」と。

そのご夫婦から、向かいの理髪店の奥さんが最近亡くなったことを聞かされた。64歳。肺ガンだったらしい。
向かいの奥さんは、立町(その駅前の町内会)の放送局と呼ばれていた人で、私が店を閉める時「今日は忙しそうやったね」とか、私の店の客の入り具合をずっと観察していた面白い奥さんだった。

当たり前の話だが、懐かしい風景は時と共に変わって行く。
そして、風景こそ残っていても、そこにいる筈の人が消えていなくなったりしてしまう。
帰り道、私は昭和の歌を口ずさんでしまっていた。

PS・・・暫くお休みしていた「東京芸人としての再スタート」また、続きを書きますので、覗いてみてください。

また、私の事務所のホームページの具合が悪いようで、そこからアクセスできない状態が続いているようです。
早急に何とかします。ご迷惑をおかけしております。
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