萩原芳樹のブログ
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当時、銀座に「メイツ」という店がありました。
渡辺プロが経営していて、連日渡辺プロ所属の歌手がショ-をやっているライブハウスのような店で、客席はゆったりと見られるクラブ感覚。 生バンドが入っていて、前座にはデビュ-早々の新人歌手や、デビュ-前の子が歌っていました。 太田裕美さんも、ここで長い間ピアノの弾き語りをしたりしていたものです。 その「メイツ」に、私は週に2日程、レギュラ-司会者としてスケジュ-ルを切ってもらっていました。 渡辺プロの店ですから、業界人がいろいろと来店するのは当たり前でしたが、「いかりや長介」さんが、それも一人で来られているのを発見しました。 誰かと待ち合わせかなぁ・・・と思いきや、少し観られただけで、すぐ出て行かれました。 そして、また次の週にもブラリと来られては、暫くして帰られたのです。 「時間潰しにしても変だなぁ」と、私は思っていたのですが、それから一ヶ月程経ってから、ことの真相がわかりました。 ドリフタ-ズのマネ-ジャ-が、私にこんなことを話してくれたのです。 「ドリフの新メンバ-、志村に決まったけど、実は団ちゃん、あんたも候補に上がっていたんだよ」と。 それを聞かされて正直ビックリしましたが、つまりこういうことだったようです。 「志村」さんがメンバ-入りすることはほぼ確定だったのですが、志村さんは元々はドリフタ-ズのバンドボ-イ。お弟子さんです。 いくら才能はあっても、元師匠達と対等にやって行くことを、おそらく「いかりや」さんは躊躇されたのでしょう。 それに、欠員ができたのは「荒井注」さんが辞められたから。 「荒井」さんは、メンバ-の中では、スカシの役割をされていました。 だから、アクセントとして「関西弁の男を入れてみても」という発想があってもおかしくない話です。 結局、私は何も知らないまま、メンバ-入りの話は簡単に没になったらしいのですが、私は思いました。 「ドリフの厳しい練習に耐えることはできない」と。 当時「全員集合」のコント練習に何日も費やしている話を聞いていましたから。 練習とか、努力がホントに苦手な芸人だったのです。 でも、そんな私が司会の喋りの基本をやる気になる日が来たのです。 PR |
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