萩原芳樹のブログ
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私の両親は、実に教育熱心でした。
順調に進学、就職をしてエリ-トサラリ-マンになってほしいと願っていたと思います。 しかし、中学3年から、私は漫才に魅了されてアウトロ-の道を。 高校を卒業して、MBSでご厄介になっている時も、父は「学費を出してやるから大学に通いながら、やりなさい」と。 そんな父でしたから、私は「B&B」を結成したことを報告していませんでした。 「いつか漫才やってることがバレるかな」と、思っていたのですが、すぐにバレてしまいました。 近所の人が、わざわざ家に来て「芳樹ちゃん、最近ようテレビに出てますね」と、報告に来てしまったのです。 「ええっ?息子なら大学に通ってますよ。漫才でテレビなんて」 「何を言うてはりますのん。しょっちゅう漫才でテレビに出てはりますやん」と。 そんな訳で、ずっと芸能生活には大反対が続いていたのです。 「ニッポン放送」のレギュラ-が決まって、姫路に帰郷しました。 父は「頼むから、芸能界を辞めてくれ!この通りや!」と、何と私の前で土下座をしたのです。 「嫌や」 私の答えでした。 「まだ、わからんのかい!今が辞める最後の機会なんやぞ!」と、父。 話を聞くと、父はこの年定年で、定年になる前だと、下請け会社に私の就職を斡旋できるとのこと。 話は平行線でした。 翌朝、父の勤務先であった新大阪まで、二人一緒に。 無言のままでした。 そして、新大阪の構内で、お別れを、 私は、何故だか父が去って行く後ろ姿を見届けていました。 父の背中は、泣いているようでした。 これが父との最後の別れになる・・・なんて想像もしてなかったです。 今でも、父が消えていった柱を見ると、その時のことが蘇ります。 PR |
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